プロローグ
プロローグ
たまたま、偶然、丁度良い。などのその場に合った好都合というのは決して人に対して向ける矛先では無い。ましてや、そのたまたまや偶然を個人で押しとどまらせずにかなりの範囲に向けるのもどうにかしていると思う。
飲みかけの清涼飲料水を見て如月涼高はそう考えた。清涼飲料水を見ると無償に腹ただしくなってしまい缶蹴りのように何処かへ放ってしまいたかった。如月涼高には清涼飲料水に本当に嫌な思い出があった。
スズタカと言う名から一部を取り小学校まではスズと呼ばれていた。だが、ある日幼なじみが清涼飲料水を飲んだことが――清涼飲料水のラベルを何気なくみたことでスズタカのあだ名はスズからリョウとなった。清涼飲料水の涼をとってリョウ。無理強いなあだ名だった。それは幼なじみ個人から呼ばれるなら良かったが幼なじみが色々な人の回りで呼び始めた。それは幼なじみが人気だったからということもある。中学二年生になった今、スズやスズタカと呼んでくれるのは一部の友人か家族だけになってしまった。
たまたまと偶然からして、キサラギスズタカのあだ名はリョウとなった。
と言うわけで、どんなわけか分かりませんが、書かせていただくことにします。前のペンネームでこれを連載していましたがまともプロットをたてずに断念。プロットを立て直して連載を開始させて頂きます。
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