十二の詩《うた》 第十四回
十二の詩 第十四回
① 勇気とイチジクの証。
② 天国と地獄の狭間、揺れ動く心と心。
③ 愛を奏でる、孔雀と鈴虫。
④ 永遠の平行線、眺めるは高台のフクロウ。
⑤ 壊れてみて始めて分かる、人の生き死に。
⑥ 人生の折り返し地点、一生は短い、すでに私も帰り道。
⑦ 文章の章の字を考える、衝撃の衝の字に落ち着く。
⑧ 時間が止まって欲しい、なれど止まりはしない。
⑨ 黒板消しにかかる、石灰の表層。
⑩ 自問自答、唯我独尊、我田引水。
⑪ 意味の無い争いに、架かる橋、だがそれを渡るのは軍人ばかり。
⑫ 美徳が求める、侍の粋、心の安らぎに似た、川に流れる文字の羅列。
平成二十四年一月二十八日 記す