1、入学式
【“セストボール”とは】
セストボールとは、バスケに似た球技です。
1チーム5人、プレイする人5人とキーパー、ゴールマンがいます。
ープレイする人ー
プレイする人は3人。3対3のバトルが繰り広げられます。
一つ、問題点があります。
ボールを持っている人は、3歩しか歩いてはいけません。
なので、ロングパスが用いられることが多いです。
そして一番重要なのがチームワーク。
チームワークがなっていないと、点を入れることができません。
絆が試されます。
ーゴールマンー
ゴールマンは、ゴールの役目をする人です。
一見地味に見えますが、ゴールマンが失敗しては点数を決めることができません。
とんでもないプレッシャーがかかります。
一番地味で一番重要な役割です。
ーキーパーー
キーパーは、ゴールを守る人です。
セストボールのコートには、「キーパーゾーン」というものが存在します。
ゴールを囲むようにぐるっと一周した半径2〜3mの円です。
キーパーはこの中でしか動くことができません。
なのでここでくいとめなければ、点を入れられてしまいます。
反射神経などが必要になるため、意外と難しいです。
「やっと、やっと……!」
入学式の看板の前で、目を輝かす少女がいた。
「国内唯一!セス部がある中学校!」
彼女の名は水面 海。
私立中高一貫有明学園の新入生だ。
『ピンポンパンポーン♪
_五分後に、入学式が始まります。
新入生の皆さんは、第一体育館に集合してください。
ピンパンポンピーン♪』
「あ、ヤベ…はよ行かな」
『最後に、校長先生のお話です。校長先生、お願いします』
『新入生の皆さん、初めまして!私、校長の叉疾憂 惠麽です!』
__名前が読めん……難読漢字……ひらがなだったら全国に100__いや500人ぐらいいそうなのに……しかもなんか厨二の匂いがプンプンする漢字だなぁ……
『この学校は、とにかく部活にこだわっています。証拠に、月水金土の6限は『部活』です!』
うぉぉぉ!!!マジか!!!神ってる!!!
『先生生徒みんな優しいので、困った時は頼ってくださいね!これで話を終わります』
うぉぉぉ!!!こっちも神ってるやん!!!話短けぇ!!!
小学校時代の校長は最高で2時間あったとか…っていう噂が立つほど長かった…
『これで入学式を終わります。新入生は、部活見学に行ってください。』
周りが出口に向かって動き出す中…
海はポッケから四つ折りにした紙を取り出した。
そして…
ポツリ、と一つの単語を口にした。
「入部届。」
氏名:水面 海
入部希望部:セストボール部
胸の底から、何か明るいものがワァッと溢れ、心を満たしていく。
「ついに…ついに来たんだ。憧れの舞台に!」
登場人物紹介
《主人公》水面 海♀
私立中高一貫有明学園中学部一年。
セストボールが大好き。
叉疾憂 惠麽♀
私立中高一貫有明学園校長。
ひらがなだったらありふれた名前なのに漢字が厨二の香りがプンプンしてしまう先生。
部活が大好き。




