にじゅうよん
スキルは誰もが1つから2つのスキルを有していて、3つ以上は稀だ。
私が持つスキルは、『探索』『分析・解析』『浄化』『合成』『分解』『抽出』『構築』『固定』『付与』『アイテムボックス』などでチートな数。これら全部を記入したら問題になるから…
とりあえず素材採取系の依頼に便利そうだから、『探索』は確定で。もう1つは便利を優先して『アイテムボックス』と書いておこう。
よし、書けた。
「まぁ、トーコちゃんは15歳なの?10歳ぐらいにしか見えないわね。しかもカガチさんの紹介なのに、戦闘系のスキルがないなんて期待外れよ」
何?この受付嬢!優しい雰囲気どこいった?私、何もしてないのに期待外れとか言って失礼しちゃう。
「冒険者ギルドはやめて、商人ギルドに登録するのかお勧めよ」
「じゃがなぁ商人ギルドの登録じゃと、橙子は大店の下っ端じゃろう?それじゃと自由になる時間が少なくて、ワシと行動するんに不便じゃから、ここで登録できんか?」
「カガチさんにそう言われても、トーコちゃんは戦闘系スキルがないのだから、冒険者ギルドに登録してもお小遣いぐらいしか稼げないわよ。そうなると、はっきり言って冒険者ギルドにとって役立たずなのよ」
「あの、キャッシー・リルバーさん。冒険者ギルドに登録するには、戦闘系スキルが必須なのですか?」
「そうじゃないけど、戦闘系スキルがあった方が有利なの。私はトーコちゃんのためを思って商人ギルドを勧めているのよ」
いやいやいや、キャッシー・リルバーさん。貴方、明らかに私を見下した言い方してるし、私を見る目が嘲笑っていますけど!
「トーコちゃんが戦闘系スキルがなくても、冒険者ギルドにとって有用だと証明できたら、登録させてあげるわ」
「どうすればいいんですか?」
「例えば私の喉を治すとかかしら」
「分かりました!絶対に認めてもらいますから!」
「あら、じゃあ期待しないで待ってるわ」
冒険者ギルドに登録に来た新人を、ガラの悪いギルド員が絡むのは定番だけど、受付嬢に絡まれるなんて聞いたことない。まぁ、暴力沙汰じゃないから、遠慮なく売られた喧嘩は買うけど!
「橙子とお嬢は相性悪いな。ワシは仕事せんといかんから留守にするが、橙子、これ以上面倒事にならんようにするんじゃぞ」
「安心してよカガチ。私には、錬金術があるから、面倒事にはならないよ!」
さぁ、久々にポーションを錬金しますか!




