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じゅうよん

私の前世、小太刀 橙子が召喚特典?でスキルを手に入れたように、獄卒のカガチもスキルを手に入れていた。


そのスキルは、『隠密』だ。


『隠密』スキルは字の通り、自分と指定した人物の存在感を消して他人に知られないように行動できるスキルなのだ。


「忍者みたいなスキルだね」


「静かにせんか阿保。喋ったり、音を立てると『隠密』スキルは無効になるんじゃ。気を付けい」


古井戸の螺旋階段は、私のスキルの証拠隠滅のため、某漫画の天才錬金術師の気分で、竜巻っぽいものを古井戸に放り込んで、『分解』と『構築』で元通りにした。


その後、カガチのスキルを使い、デュモンディー邸の裏口から侵入し。


カガチは耳聡いようで私の空腹を察し、1番に向かったのは厨房だった。


夕方前までに料理人見習いがするような雑用を終わらせるよう言われていたが、古井戸から脱出するので出来なかった。だから夕食間近の厨房はまさに戦場。


釜に火を焚べて忙しなく鍋をかき混ぜる料理人から「リデア様がサボったせいで!」と、愚痴が聞こえる。私は内心で「ざまあ」と舌をだした。


「ん?パンが減ってないか?」


頭にクエスチョンマークを浮かべる料理人に、ニヤリと笑うカガチ。料理長達に気づかれることがないのをいい事に、私とカガチは賄いをつまみ食いする。


パンにカビが生えてないし、スープには野菜と肉が入っている。


最高!まあ、味は故郷の方が上だが。


口いっぱいにパンを頬張りフと思う。カガチと旅に出るって事は、食糧が必要だよね。と、思い立ったが吉日ってことで、空間魔法の『アイテムボックス』スキルの出番だ。


因みに、異世界転生したヲタク達の憧れの3大スキルは『アイテムボックス』『転移』『鑑定』だ。その内の『アイテムボックス』を使える私って凄くない?しかも『鑑定』スキルの代わりに『分析・解析』がある。


『転移』スキルはないが異世界旅など、『アイテムボックス』と『分析・解析』があれば上級装備で初級ダンジョンに挑むようなものだ。


カガチに戦闘を任せれば楽勝、楽勝!


旅に必要な食材、どれを持って行こうかな?と厨房を見回せば、幸運なことに冷暗所の戸が開けっぱなしだ。


この世界はスキルがある代わりに、科学は発達しなかった。つまり冷蔵庫が無いく、食材を保存するのに冷暗所は欠かせない。


本来ならば、料理人が冷暗所の戸を開けっぱなしにするなんて、あり得ない行為だが、厨房は戦場で閉め忘れるのも仕方ないのか?と少しモヤッとしたが、そのおかげで食糧庫に入り込むことに成功したから良しとしよう。

どうも、白田ひらりです。お読みいただき、ありがとうございます!


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