表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/42

じゅうさん

「あのさ、カガチ。この遺体もしかしたら、私の母親なのかもしれないよ!弔わないとダメだよ」


かもしれないと言いながらも、点と点が繋がるような感覚に、私にはこの遺体がリデア・デュモンディーの母親だと言う確信がある。


だってそうでしょ?父と母は、身分違いの大恋愛の末、周囲の反対を押し切り結婚したのだ。それなのに母が突然、全てを捨てて出て行くなんて考えられない。


きっと母は、親戚か父を慕う誰かの怒りを買って殺されたのだ。


「橙子が何と言おうちょ、この骸は古井戸に放り込む!」


この獄卒!!死者を弔うと言う心はないのか!?


ダンジョン攻略をメインにした異世界ファンタジー、略して異世ダン。異世ダンの中じゃあ死体が転がっていたら、その死体の装備や金品など、喜んで臨時収入として持ち帰り、死体は放置するのが常識って聞いたことがあるが…。


カガチは獄卒のくせに、死体すら利用しようとする。異世ダンの常識より酷い。


「いやいやいや、身内の遺体を弔いもせずに、身代わりにするなんてことしたら、私確実に地獄行きじゃないの!?カガチなんて、閻魔様に叱られてしまえばいい!」


「!?」


閻魔様に叱られることを恐れているのか、カガチの顔色が悪くなる。もう一押しで何とかなるか?


「遺体を古井戸に放り込むなんて、遺体損傷罪でカガチも地獄行きかもね」


遺体損傷で地獄に行くか分からないけど、カガチにこの言葉が効果的だったようで。


「すきにすればいいのじゃ。そいで、この骸はこのまんま埋めて、さっさと墓石でも立てて弔えばいい!」


「いやいやいや。きちんと教会で供養だよ。でも教会で供養してもらうには、お布施が必要だからね。父に最低でも母の遺体は教会の集団墓地に埋葬してもらうよ」


「埋葬すんなら、此処でも良いと思うんじゃがな」


「いやいやいや、此処じゃ無理だから」


「その、いやを連呼するんは、癖なんか?」


「いやいやいや、違うから」とノリ良く返したら、睨まれた。獄卒とは、冗談が通じない生き物らしい。


「ワシを揶揄っているなら、覚悟するんじゃな。治療で思いっきし、しみるようにしちゃる!」


微妙にズレた思考をしたカガチの治療を受けてる最中に、私のお腹が何か食べないとヤバいと主張した。


どうも、白田ひらりです。お読みいただき、ありがとうございます!


面白い!続きが気になる!」と思った方は、ブックマークや★で応援してください!


応援していただければ、モチベーションアップと今後の更新の励みになります!

皆さん、何卒よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ