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ロリーナ・ボーンアゲイン!〜異世界に転生したら褐色ロリエルフになりましたぁ!〜  作者: 柚亜紫翼
3章 ありあおうこく

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024 - さいかい -

忙しくてしばらく更新が止まってましたが再開します。

024 - さいかい -



「あぅ・・・」


ごろんっ・・・ごろごろっ・・・


「ほぇ・・・ここどこ?、私お部屋で眠ってた筈なのに」




僕とロリーナの前に現れた女の子が戸惑っている、寝ていたネリーザをアイテムボックスの中に連れて来たのだ。


「ネリーザ、久しぶりっ」


僕は少しえっちな夜着姿のネリーザに声をかける。


「あ・・・リーナとロリーナ・・・でもこんな所に居る筈がないし、もしかして私夢を見てる?」


「夢じゃないわ」


僕の後ろからロリーナが話しかけた。


「状況を説明するからとりあえず座って」







・・・


「・・・というわけで、お友達になったミアさんに頼んで僕の「箱」をネリーザのところに運んで貰ったの」


「・・・」


ソファに座ったネリーザが首を傾げている。


僕とロリーナは時間をかけて説明した、まだ信じられない様子だったネリーザはエースの森や街の路地裏へ実際に連れて行ったところでようやく理解してくれたようだ。


「じゃぁ私はいつでもリーナ達に会えるし、他の国に連れて行って貰えるのね」


「そうだよー」


「でもまだアリア王国の人達は信用できないから秘密にしておいて欲しい・・・と?」


「うん、まだ王様や周りの人達の考えが分からないから僕達の能力を全部見せない方がいいかなって」


「分かったわ、ところでこの服は貰っていいのかな?」


ネリーザが僕やロリーナとお揃いの斥候服を眺めながら言った、森や路地裏に連れ出すのにえっちな夜着はまずいだろうと着替えてもらったのだ。


最初は恥ずかしいから嫌だと言っていたのに着心地の良さや動きやすさに驚いていた。


「それはネリーザのために買ったやつだから良いけどお城に着て帰るのはどうかなぁ・・・」


「お手紙の魔導具で送られてきた事にすれば問題なく無い?」


どうやらネリーザは斥候服を気に入ったようだ、お城に着て帰りたいらしい。


「ダメに決まってるでしょ!、誰から貰ったのか調べられるわよ!」


確かにロリーナの言う通りこの服は何だ!って騒ぎになられても困る・・・結局服はネリーザが自分のアイテムボックスに保管、お城では着ない事になった。


「それじゃぁ寝室に戻ろうか・・・」


そう言って僕はネリーザの寝室の様子を画面に映し出した。


「誰か居るわね」


ロリーナが呟いた、薄暗い室内をよく見ると携帯式魔導灯を片手に持ってネリーザのベッドに近付く女性が画面に映ってる。


「あ、サルサさんだ・・・私の護衛をしてくれてる騎士の人だよ」


刺客じゃなくてネリーザの知っている護衛のようだ、でもこの人が居たらネリーザを寝室に戻せないじゃないか。


「足元のシーツを持ち上げて中を覗いているわね」


「ネリーザの身代わりで置いてきたから中を見られるとマズいよ!」


僕とロリーナがどうするか話し合っていたら騎士のサルサさん?がシーツの中から引っ張り出した魔狼のぬいぐるみを抱えて泣き出した!。


「騒がれたり他の騎士を呼ばれても面倒だわ、とりあえず眠らせてここに連れて来た方がいいわね」


「うん」


僕とロリーナはネリーザの寝室に向かった。


・・・







「さて、どうしようか・・・」


アイテムボックスの中に戻った僕達の目の前には魔狼のぬいぐるみを抱き締めたまま眠っている銀髪の女性騎士が転がっている。


「それにしても凄まじい美形ね」


そう、銀髪の女性はとてつもない美人さんだった。


胸は薄いけれど彫刻のように整った顔と長い手足、刺繍の入った真っ白の騎士服を着ていてまるでお話に出て来るような「くっ殺」姫騎士様だ。


「・・・ヨダレと鼻水で色々と台無しだけどね」


「ネリーザ、この人は信用できるのかな?」


「うーん、私がお城に来た時からお世話になってる優しい人だけど・・・陛下に報告しないかって言われたら分からないなぁ・・・」


がしっ!


ロリーナが僕の肩を掴んだ・・・痛い。


「まさかこの騎士に私達の能力を話す気じゃ無いでしょうね」


「どうしようか迷ってるところだよ」


「ダメよ!、絶対ダメ!、国に雇われてる騎士なら私達の事を国王に報告するでしょう!」


「そうだよねー」


「でもサルサさんは単純で馬鹿・・・いえ、素直な性格だから上手く誤魔化せば・・・」


ネリーザ、言い直したけど今馬鹿って言おうとしたよね!。


「じゃぁこのままネリーザと一緒にお部屋に帰す?」


ことっ・・・


僕たちが話し合っている後ろで音がした。


振り向くと転がっている騎士さんと目が合う、透き通るように綺麗な銀色の瞳だ。


「ロリーナ、騎士さん起きてるよ!」


「おかしいわ!、しばらく目覚めない筈よ!」


ふるふる・・・


「ぐすっ・・・身体が動かないっす・・・ここはどこっすかぁ・・・」


「睡眠と拘束の重ね掛けしておいてよかったわ・・・」


用心深いロリーナが魔法の二重掛けをしていたようだ、睡眠は解けたけれどまだ身体が動かないようで魔狼のぬいぐるみを抱いたまま震えて泣き出した!。


「ネリーザ、なんとかして!」


「私には無理だよぅ!」







「お・・・落ち着いて聞いてくださいサルサさん、これは夢です、眠っている貴方が見てる夢っ!」


ネリーザ、それは流石に苦しいよ!、僕がそう言いかけたら・・・。


「そういえば私、いつもみたいにネリーザ様のパンツを覗こうとしたら急に眠くなって・・・そうっすか、夢なら身体が動かなくても問題ないっすね!、あはははは!」


いつもネリーザのパンツ覗いてるのかこの人・・・。


「信じたよ(ぼそっ)」


「信じたわね(ひそっ)」


「あれ、そちらのお二人はどちら様っすか?」


ロリーナと小声で話してたら気付かれた、耳がいいな・・・。


「サルサさんっ!、この二人は私のお友達ですっ!、今二人はヴェンザ帝国に居る筈だけど夢だから!」


「陛下や殿下達の言ってたお友達っすね・・・私はネリーザ様の護衛でサルサ・トルティーヤっていいますっ!、ちなみに優しくてお金持ちの旦那様を募集中っす!」


むくり・・・


「立ち上がったよこの人!」


ロリーナの拘束魔法まで解けたようでサルサさんが立ち上がり僕に向かって手を出した・・・どうやら握手をしたいようだ。


かなり背の高い人だ、鋭い目つきに通った鼻筋、冷酷そうな薄い唇・・・迫力があり過ぎて怖い!。


「あ・・・よろしくお願いします、僕はネリーザの友達のリーナと言います」


僕は怪しまれないように手を差し出し、片手に魔狼のぬいぐるみを抱えたままのサルサさんと握手した。


「ロリーナよ・・・」


ロリーナも僕に促されて握手する。


「ねぇ、貴方に使った私の魔法・・・むぐぅ!」


僕が慌ててロリーナの口を押さえたけど遅かった、魔法が効かなかった事が気になるのか夢だと信じているサルサさんに魔法について聞いてしまった。


「魔法?・・・あぁ、私は魔法が効かない体質なんっすよ、もしかして私に魔法かけちゃいました?」


サルサさんは魔法が効かない体質だった!。


「かけたわ、竜でも目覚めないくらいの思いっきり強力なやつをね、それなのにあの短時間で無効になるなんて貴方おかしいわ!」


ロリーナが混乱して意味不明な事を言い始めた!。


「確かに魔法が効いて眠るのはおかしいっす・・・あ、でも夢だからおかしくないっすよね、あははははは!」


氷の姫騎士っぽい外見なのに中身は陽気で愉快な人のようだ、手を叩いて大笑いしてるよ・・・それに仄かなポンコツ臭がする。


「サルサさん、もうすぐ目が覚めると思うけどこれは夢だからね!、私のベッドの隣で転がってるけど夢だから!」


ネリーザが話を終わらせようとしている、そういえば結構時間が経つから早く向こうに戻らないと夜が明けそうだ。


・・・








・・・


今僕とロリーナはアイテムボックスの中で二人の様子を眺めている。


「ネリーザがサルサさんを起こしてるみたいだね・・・あ、目が覚めたかな?」


「あれも効かないなんてどうかしてるわ!、本気の睡眠魔法を重ね掛けしたのよ!」


あれからロリーナに超強力な睡眠魔法をかけて貰い膝から崩れ落ちたサルサさん、それとネリーザを寝室に戻した。


崩れ落ちる時に顔面を強打したのか鼻血が出ていて、それを見てまた泣き出したサルサさんをネリーザが治癒のスキルで治しているようだ、お部屋の中が眩しく光ったよ!。


「何でサルサさん服を脱ぎ出したの?」


「知らないわよ!」


ネリーザの治癒が終わるとサルサさんが着ていた騎士服を脱ぎ始めた、それから自分の腕や脇腹を見て号泣している。


「今度ネリーザに会った時に聞くしかないわね・・・」


ネリーザの寝室にかかっているカーテンの外が薄明るくなっている、向こうはもうすぐ夜が明けるようだ。











「・・・というわけで、額のアザと鼻血を治癒したら古傷まで治しちゃったみたいで・・・」


「そうなの?」


「うん、私も知らなかったけど・・・左腕と左の脇からお腹にかけて酷い傷があったみたいなの、まだスキルを上手く加減出来ないから身体の一部だけ治すなんて器用な事は無理だし」


僕達は翌日の夜、アイテムボックスの中にネリーザを呼び出して何があったのか聞いた。


どうやらネリーザは鼻血を治す時に勢い余って古傷まで治癒してしまったらしい。


「傷が消えたなら良かったじゃない」


話を聞いていたロリーナがネリーザに言った。


「うん、それでね、すごく感謝されて・・・お礼に何でもするって言うからぬいぐるみになるのを黙っていて貰う事にしたの」


「ごめんネリーザ、ちょっと何言ってるのか分からないよ・・・」


「ここに来る時には私とぬいぐるみを入れ替えるでしょ、私は生き返った後遺症で時々ぬいぐるみになるからその事を陛下やダニエル様には言わないで欲しいってお願いしたの」


「待って!、あの人、後遺症でぬいぐるみになるって話を信じたの?」


「信じたよ、恥ずかしいから絶対秘密にしてねって言ったら・・・それは大変っすね、例え拷問されても言わないっす!って・・・」


「・・・」


護衛騎士ならそんな簡単に信じないでもうちょっと疑おうよ!、隣で話を聞いていたロリーナも頭を抱えてるし。


「昼間にぬいぐるみになっても上手く誤魔化して貰う事にしたから、お妃教育が無い時にはお昼でも抜け出せるよ、実は王都でお買い物したかったんだぁ(ニコッ)」


ネリーザ・・・お城暮らしが退屈なのか、遊びに行く気満々だ・・・。












アイテムボックス(0)(駄女神管理)

金貨:沢山

食料:沢山


アイテムボックス(1)

リーナが作った部屋:1

中二病くさい剣:1

下着:2組

ミアさんの家から貰ったソファ:1


アイテムボックス(2)

リーナのう⚪︎こ:少量

ゴミ:少量


アイテムボックス(3)

巨大なタコ?のような生き物:1



アイテムボックス「箱」

1:メルト帝国、大森林(不法投棄用)

2:ミアさんに貸出し

3:メルト帝国、大森林の野営広場

4:メルト帝国リーシオの街、ミアさんの部屋

5:メルト帝国ズィーレキの街、路地裏

6:メルト帝国シリィの街、駅の近くの路地

7:ヴェンザ帝国ヴロックの街 拠点「マリアンヌの食堂」3階

8:ヴェンザ帝国ヴロックの街 お婆さんの部屋

9:ヴェンザ帝国エースの街 路地裏

10:ヴェンザ帝国ヴィエンの村 宿泊所裏口

11:ヴェンザ帝国 エースの森

12:ヴェンザ帝国カプレの街 路地裏

13:アリア王国アイシャ島 港近くの木陰

14:アリア王国 王都の路地裏

15:ネリーザに貸出し

16:アリア王国 ネリーザの部屋

読んでいただきありがとうございます。


趣味で空いた時間に書いている小説なので不定期投稿です、続きが気になる人はブックマークして気長にお待ちください。


面白いなって思ったら下のお星さまやいいねをポチリと押してもらえると作者が喜びます・・・。

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