窓際に映る幼き記憶 初恋の思い出
私の、初恋は誠人君だった。みんな知ってると思うけど…その初恋は多分小学6年生くらいの頃に、異性を意識し始める時期だろう、そのころから誠人くんを異性として見ていたんだと思う。
それからいろんな男の子にあってきたけど、誠人君がずっと忘れられなかった、なんでなんだろう私がめちゃくちゃ一途とか?
もはやそういう次元の話じゃない気がする…
運命?そんなものが存在するとしたらまさしくそれかもね
「美桜ちゃん大丈夫?」
はっ!私としたことが誠人君と久しぶりに話せることが嬉しすぎて、ボーっとしてた
「ごめんなさい、ちょっと考え事しちゃって。私、誠人君お話しするのが久しぶりでちょっと緊張しちゃって」
なんだろう、私今日めちゃくちゃ口滑らせるな…
「ふふ、美桜ちゃんちょっと人見知りだったもんね、僕とは知り合いだけど久しぶりに会うと緊張しちゃうよね、実は僕も緊張してるんだ、でも昔と変わらず明るく優しい子だったから、よかったよ」
うーん多分、誠人君って昔から思ってたけど、女たらしだよね…すぐにこういうこと言っちゃうんだもん
「あっ、もうそろそろつくね、じゃぁ僕はここまでそれじゃ、また」
私は、手を振って別れる。なんだかもう二度と会えなくなっちゃんじゃないかって思うと、寂しくなる。いつもここから優ちゃんと一緒に山に登ってたから、一人だとちょっと心細いなぁ…
もちろん私たちを二人きりにしてくれたのは、ナイスだったけどここらへんで待っててくれたりは
「おっ来た来た」
しちゃうんだなぁこれが!さすが優ちゃん私の事わかってる…
「優ちゃん…一人で先に行っちゃったと思ったよぉ、ちゃんと待っててくれてありがとう」
昔から、優ちゃん本当に私のことを良くわかっている。
「おぉ、よしよし。もちろん一人で先にいちゃったらこの暗い森を泣きながら歩くようになっちゃうもんね美桜ちゃんは」
なんだか、子ども扱いされるのは癪だけどここは本当に感謝の言葉しか思い浮かばない。
「じゃぁ、行こうか遅れちゃうし」
歩くこと15分やっと会社の門が見えてきた。
毎回思うんだけど、ここの道暗すぎんのよ!だからめちゃくちゃ怖いじゃん!誘拐とかされそう…
「おはようございます」
会社の皆さんは、まじめなのでいつも早く着ている。
「あら、美桜ちゃんに、優ちゃん今日はいつもよりも少し遅かったんじゃないの?もしかして、男でしょ、わかっちゃうのよ私くらいになると」
この人は、いつも職場和ませてくれる、和田さんとてもよくしてくれて、いい上司だ
「はは、えぇそんなところです。ちょっと小学生の頃の男友達に偶然再会しまして」
開発部のみなさんは、とてもいい人ばかりで職場環境は極上だと思う。
6時には帰れるし。
「あら、美桜ちゃん今日はミスが多いわね、寝不足かしら?それともその男友達?」
ぎくっ…図星です…ずっと誠人君のことが気になって仕事に集中できませんでした…
「すみません、明日は気おを付けます」
「まぁミスはよくあるから、仕方ないよ。今日はゆっくり寝るんだよ」
この方はベテランの田中さん、いい感じのおじさまって感じで、職場ではよくマスターって言われてる。まぁ確かにそんなかんじする。
「それでは、失礼します」
はぁ、まずいなぁ誠人君エネルギー摂取しすぎて、今日全く集中できなかった…
「美桜ちゃん、どうだった誠人君、かっこよかった?」
そりゃもちろんかっこよかったけど…かっこよすぎるよぉ
「もうね、顔とか私のタイプすぎるし、いい匂いしたし、髪型変わっててもう死にそうだった!」
「そうだね、昔はすっきりしたマッシュって感じだったけど、今はなんか前髪あげてて、似合ってたよね」
明日も、一緒に職場に行けないかな…今日みたいに待ち伏せでもしようかな?流石にキモいかな
「今日も、優ちゃん家行っていい?今日は私が家事するよ!」
はっ!また私は優ちゃんに甘えようとしてしまっているいかん!
「もちろんいいよ、家事も私がやるよ。美桜ちゃんがやったら余計に仕事増えそうだし」
ぬぐぐ、確かにそうかもしれない…
「ただいまー、私の家~今日は疲れたー」
「ほら優ちゃん疲れてるでしょ私が家事やるから!」
でも、優ちゃんは首を横に振るだけ。たまには私にもやらせてよね!いつもお世話になってるし…
何が何でも、よっしゃやるぞ!と思ったけど…やることない…
「部屋もきれいだし、食器も片づけてあるし、洗濯物も全部タンスに…女子力高すぎる!私勝ち目なくない?このままじゃ、誠人くん優ちゃんに取られちゃうよ!」
一度どころか何度も思ったことがある、優ちゃんが誠人君のこと好きじゃなくてよかったぁ、と
だって、女子力は私は皆無だし、頭も優ちゃんの方がいいし、顔もかわいいし…
「なに?美桜ちゃんが私に勝てない?そんなことないでしょ、ほら美桜ちゃんの方がかわいい」
といい、私のほっぺをつぶす。優ちゃんの手暖かい。
「今日は、疲れたからお酒飲んじゃおーう」
といい、左手には梅酒、右手には私の好きなチューハイが。
「うん、飲もうか私の好きなお酒ちゃんと用意してくれたんだ」




