表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

異世界転生の導入のような物語

作者:

見ない顔だね。いらっしゃい。

ここはどこかだなんて、慌てない。

いまは記憶が混乱しているようだね。でもじきに落ち着くさ。


まぁまずはゆっくりお茶でも飲んでみなさい。




さて今君はこの空間をどう認識している?

これは、素直に答えた方が良いよ。

わからないのにわかったふりをするのが一番危険なんだ。


うんうん。

どこにでもありそうな畳の6畳間におっさんが見える。。。


ほぅ 君には私がおっさんに見えるか。まぁいい。


ではここに来る前の記憶は思い出せるかな?

なぁーにゆっくりで構わないよ。ここは時間の流れが止まっているんだから。



そうか、辛い気持ちだけが出てくると。楽になりたいという気持ちが出てくると。

うんうん。よっぽど悲しい目にあったから、感情だけが出てきたのかな。

うんうん。沢山頑張ったね。おつかれさまだよ。


うん?どうして過去形なんだって?君意外と鋭いね。。。ショックを受けないで聞いてほしいんだけど、君は死んでしまったんだ。。。

思い出せそうかな?自ら命を絶ってしまった事を。。。。


強く強く楽になりたいという気持ちを持っていたからここに来たんだと思うよ。

まずは君に伝えよう。56回目の人生お疲れさまでした。


さぁ次はどのように生きたい?君の希望を聞かせておくれ!!

僕にはそれを叶える力がある!!


うんうん。どこか田舎でひっそりと暮らしたいって?  わかったよ次はそのようにしよう。。

では次こそ良き生活になりますように。。。。。。。。。。




行ったか。

ふふふふふふふふふあははははははは!!!!!!

何故楽になれると思ったか理解に苦しむね。 次なんかないよ。 俺の役割はここを訪れた人に希望を与えるだけ。

その後なんて知らないよ。

楽になれると思う思考が理解できない。。。。


もう少しあがくべきだったんだよ君は。 あと少しで幸せになったんだけどねぇ。。。

あぁだからこの仕事は辞められない。 未来に希望が無い人が来世に希望があると思うなんてさ。。。。



あぁ昔の俺を見ているみたいだ。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ