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49話



「ねぇ~フローラ、僕たちと一緒に隣国に行かな~い?」


「えっ?隣国?何かあるの?」


「フローラを苛めたんだからさ~仕返しに行くんだよ~」


「えっ?苛めた!いつ?」


「なに言ってるの?この間、隣国の第二馬鹿王子に苛められたじゃない!!もう忘れたの?あんたも馬鹿ね!」


ティンク居たのね…

ちっちゃくて分からなかった…

可愛い…


あれっみんな今日はおっきいバージョンでヤル気満々なんだけど…


「ちょっと待って!私には全く話が見えないんだけど…」


一番の常識人ウィーネ登場


「この間、フローラを攻撃した男子生徒に洗脳魔法をかけたのは、隣国の王子の手下でした。私たちはあの後、皆で調べたのです。主である貴女を襲ったものを決して許さない… ネス様は闇の魔法を使って人間の記憶を見ることが出来ます。だから、犯人をすぐに見つけることが出来ました。しかし、城でクラウスが私たちに大量のお菓子を用意してくれて… それを夢中で食べていたら、今になってしまいました…すみません…」


「ウム… 我はすごい!!菓子はうまい!!」


ネス… 可愛いもふもふめっ!


成る程…

待って!このまま乗り込んだら大変なことになっちゃうんじゃ…


「ちょっと待って!今、クラウス様に連絡を取るから!」


わたしは走書きで、クラウス様に手紙を書いた。

メイドさんに急いでクラウス様に届けるように言った。


「具体的に隣国に乗り込んでどうするつもりなの?」


「えっ~この馬鹿を返してくるよ~そして次はないって分からせなくちゃ~」


馬鹿?馬鹿ってライアン様?


「じゃあライアン様にも連絡を取らないとなのね…」


「え~ここにいるよ~ほらっ」


「ひっ~!?」


まさか!なんて事でしょう…隣国の第二王子様がシルフの結界の中に閉じ込められてる… しかも、気絶?眠ってる?意識がない… これは国家問題になるんじゃ…


こんな時に頼れる、父も、母も、兄もちょうど予定が合っていない…


どうしたらいいの… クラウス様…



―――――――――――――――――――――――――――


その頃、城では…



「おいっ!そっちに居たか?」


「いや、いない!ライアン様は何処にいってしまったのか…」


城中で第二王子が居なくなり、捜し回っている…

父 ロウ も兄 セフィール も朝から呼び出され、一緒に捜していた…


「くそっ ライアンのやつ何処に行ったんだ…」


昨日の夜、寝るまでは居たらしいが、朝、ベットに行くともぬけの殻になっていたらしい…


「クラウス様!!フローラ嬢から急ぎのお手紙です」


「デュークありがとう」


クラウスはフローラからの手紙を読む


「なんだって!!大変な事になった…デューク、急いで父上に皆を集めるよう伝えてくれ!!多分、ライアンも関係しているだろう…」


「はっ」



なんて事だ…今すぐフィーの所へ飛んで行きたいが…

フィー!どうにか精霊たちを引き留めていてくれ…


クラウスは、国王陛下の元へ急ぐのであった…


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