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冒険者ギルド

「ウノ。お前、最後は口に出てた。」

お。

すまん。

「ポンコツ野郎は、言い過ぎだと思うぞ。」

「ウノさんの心の声が全部聞こえました。

テレパシーですか?正直すぎるって怖いですね。」

ミラにもダダ漏れか。

アイツにもダダ漏れしてたのかな?

まあ。

過ぎたことは仕方ないな。

今回はつい暴走してしまった。

なんかイライラしたんだよ。

アイツとは相性が悪いんだろう。

なんかムシャクシャするし、

今日もう1回、ダンジョンに突入するか?

「戦ってレベルアップして強くなりたいってのは、

俺たち3人の本心だからな。いいぜ。」

よし経験値稼ぎするぜ。

「僕も、この3人で一緒にダンジョンを攻略したいです。」

積極的だね。

ところで、今気づいたんだけど、ひとついいかな?

ゴールド稼ぎのことだ。

「ゴールド稼ぎですか…。

ゲイルさん、ウノさん、冒険者ギルドを知ってますか?」

冒険者ギルド?

冒険者ギルドと言えば異世界テンプレだよね。

すっかり忘れてた。

つまり、知らない。

教えてください、ミラさん。

「冒険者ギルドに行けば、

倒したモンスターの討伐報酬のゴールドを貰えます。

貢献度に応じてゴールドは増減しますよ。」

なんだってー?

「なんだってー?」

ゲイルとオレはハモった。

え?という感じにミラが首を傾げた。

・・・

冒険者ギルドの窓口で、

ゲイルとオレは、それぞれ約100ゴールド貰えた。

ミラは150ゴールドくらい貰ってた。

ミラって結構モンスターを狩ってるんだな。

オレたちより稼いでるんだから。

倒したモンスターの種類と数は自己申告制じゃなく、

もちろんモンスター素材提出でもなく、

ギルドの職員がオレたちのステータスを確認していた。

不正が出来ないような謎テクノロジーなんだろうな。

どんな技術なんだろうな。

そこはかとなく、ゲーム的な感じがする。

とりあえず、ミラは、オレのことはウノ、

ゲイルのことはゲイルで呼び捨てしてくれ。

そうじゃないとやりづらい。

ミラの方が冒険者として先輩ってことがわかったしな。

・・・

ゴールドを貰うついでに

物価について聞くことができた。。

一般的な冒険者の1か月の収入は約2000ゴールドだそうだ。

宿屋で1部屋1泊朝食付きで50ゴールド。

生活費としてざっくり1日70ゴールドくらいかかるとのことだ。

1ゴールド=100円で考えれば分かりやすいかもしれない。

この世界で生活していけそうだと分かって、安心した。

ちなみに冒険者ギルドではモンスター素材の買い取りを

していないとのことだった。

クエストとしてモンスター素材が要求されている場合でも、

冒険者ギルドに提出するのではなくクエストの依頼主に

直接渡してほしいとのことだった。

理由を聞くと、モンスター素材の多くが時間経過により

劣化してしまうためとのこと。

かつては素材提出を仲介していたそうだが、

度重なるトラブルで廃止されたのだという。

そして、クエストボードには依頼が無かった。

・・・

しかし冒険者ギルドの職員は美人が多いな。

今回の窓口のお嬢さんは、若くて可愛い感じだ。

オレの好みからすれば、ちょっと若すぎるけどな。口調も幼い印象。

なんかゲイルのことをめちゃくちゃ見てるぞ。

まばたきもせず、凝視してる。

これは…ゲイルに惚れたか?

惚れたな。

一目惚れってやつだろう。

おっと。

オレの考えはダダ漏れだから

あまり人のことを詮索しては失礼にあたる。

お嬢さんにも失礼だし、ゲイルにも失礼になる。

せめて自分の事を考えよう。

そうそう。

少し離れた相談窓口のお姉さんは、オレの好みにどストライクだな。

ゆるふわセミロングの髪。少し垂れ目がちな感じもいい。

ほんわかしてそうでいて、

でもテンション上げて頑張って仕事してる感じもいい。

あの泣きぼくろ、どこかで見たような…。

元の世界だったか?

思い出せない。

記憶にモヤがかかったような感じだ。

オレは目を押さえ軽く頭を左右に振る。

「どうした、ウノ?疲れたか?」

「今日のところは宿屋で休むことにしますか?」

いや、大丈夫だ。なんでもない。

オレたちは冒険者ギルドを出た。

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