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相談

「ガンテツ様、相談があります。」

「様は不要じゃ。仲間なんじゃからのう。口調も戻すんじゃ。」

「ではガンテツ。風の神から啓示があったわ。」

「風の神を譲ると言っておったか?」

「知ってたのね。」

「観察じゃ。観察スキルはモンスターに限らず効果を発揮する。」

「そう。私の神格が風の神を上回ったと言っていたわ。」

「種族繁栄、経験値、いずれもオヌシは莫大な実績を上げておるからのう。」

「想定外だわ。」

「観察者であるワシでさえ想定外なのじゃから、仕方あるまい。」

「私は3か月後までに序列1位になるわ。」

「可能じゃ。風の神を上回る神格ならば、既に序列5位はあろう。」

「創世の女神、火の神、雷の神、水の神、風の神。確かにそうね。」

「だがここから先は未知の領域。ワシも最高で序列8位じゃからな。」

「私はウノを推薦したのだけれど、転生の資格を持たないと言われたわ。」

「うむ。」

「知ってたのね。」

「創世の女神アイアに頼まれて、ワシもウノの転生に関わっておった。」

「あら。」

「その時は知らなんだが、今は観察者じゃから想像がつく。」

「この世界に本来存在してはならない、とも。」

「うむ。」

「私にはアイデアがあるわ。」

「教えてくれ。」

「私が序列1位で、シロが序列10位ね。

その間に、ガンテツ、ゲイル、ミラ、ルカ、

リリーナ、エルザ、マーチ、そしてウノ。

間の順番はどうでもいいわ。私たちで10柱を占有するの。」

「なるほど。」

「驚かないのね。」

「ありうる。そして悪くないからのう。いや、たいしたもんじゃ。」

「手伝って。」

「もちろん手伝うとも。

こんな面白そうなことを見逃すわけがない。」

「そう言ってくれると思ってたわ。」

「どうするんじゃ?」

「更なるビジネス。そして更なるダンジョン攻略よ。」

「ワクワクするのう。」

「たぶんガンテツは既に序列10位に達しているわよ?」

「ワシ自身の序列でワクワクしておるわけではないんじゃ。」

「ごめんなさい。ガンテツってそうだったわ。」

「謝ることはない。」

「女神アイアと風の神、戦の神はどうするの?」

「現状、神界にとどまるのであれば神格を高めるのは困難じゃ。」

「そうなのね。」

「自ら動かぬものを、他が動かすのは困難じゃ。」

「そうね。」

「だが、ワシらが動けば、ヤツらも、自ら動くかもしれん。」

「ガンテツならできる?」

「ワシひとりでは無理じゃ。だが9人と1匹ならできる。」

「さすがね。」

「オヌシがもっとも動いておろうが。序列1位なら休めぬぞ。」

「ウノのお風呂があれば大丈夫だわ。」

「それほどか。」

「ええ。それほどよ。」

「ふむ。ならば興味が出てきたのう。」

「ダメよ。アレは女性だけの宝物なの。」

「ふむ。ならば諦めるわい。ワシは今、風呂より金属と魔法回路が楽しい。」

「良かったわ。」

「ああ。フロストジャイアント戦は会心の出来じゃった。」

「そうね。」

「ヤツの硬い氷の体表を貫くことは出来ぬと思っていた自分を恥じるわい。」

「ウノに常識は通じないわ。」

「うむ。」

「ドラゴンとも戦うわよ。」

「期待に胸が高鳴っておる。3万年を生きるワシが、じゃぞ。」

「400年しか生きていない私もよ。」

「ガハハハ。それは良かったのう。」

「楽しみね。」

「楽しみじゃのう。」

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