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ウノが異世界転生した直後のことだ。

創世の女神アイアはウノの異世界転生において、いろいろルール違反をした。

そのことが他の神々にバレてしまい、糾弾されている。

(女神アイアが選んだ転生者は、条件を満たしていない。)

(女神アイアは重大なルール違反をした。)

(女神アイアは自分の一存で判断し、いつも好き勝手している。)

(女神アイアはいつもおかわりする。いつも食べ過ぎである。)

(女神アイアは…)

神々は、重大なルール違反から、どうでもいいことまで

ここぞとばかりにあげつらう。

そもそも女神アイアはこの世界を創造した存在である。

序列1位の神でありもっとも神格が高い。

しかしまったく威厳が無かった。

女神アイアは異世界転生者のストーキングにあって泣いたことがある。

そのことを神々に知られていたせいもあった。

格下の神からも軽視されていた。

・・・

格下の神々に糾弾された結果として女神アイアは、

翌日から神界にある結界部屋に軟禁されることになった。

(どうしましょう。)

(本来は転生者のスキル管理と称号管理は、私の仕事なのだけれど。)

(軟禁されてからでは手助けすることが一切出来ません。)

(そうです!)

(以前開発した人工知能に、私を教師データとして学ばせましょう。)

(人工知能にスキル管理と称号管理をさせれば良いのです。)

(教師データは以前バックアップしたものを使えば、省力化できます。)

(我ながら素晴らしいアイデアです。)

(それから、思い出しました!)

(以前、万が一のバックアップ用の肉体として私のクローンを作りました。)

(クローン経由なら、軟禁されていても転生者の情報を入手できます。)

(クローン経由なら、手助けできるかもしれません。)

(不遇なノームで、さらに非業の死は可哀想ですからね。)

(クローンにバックアップをリストアして送り込みましょう。)

(そう言えば、親兄弟が優秀だと苦労するという話を聞いたことがあります。)

(親兄弟は平凡、従姉妹が優秀という家庭に送り込みましょう。)

(人間の記憶操作は私がもっとも得意とするところです。)

(ストーキングから逃れるために努力しましたからね。)

(今日中にすべて作業できます。)

(それに今ならまだガンテツに連絡出来ます。クローンの事を伝えましょう。)

(ガンテツがクローンを転生者の傍にさりげなく配置するでしょう。)

(一切の無駄が無い完璧なプランです。)

(さあ今すぐガンテツにテレパシーで連絡です。)

(私はいろいろ考えることが出来る神です。立派です。)

女神アイアは自分に甘かった。

・・・

戦の神は、総合格闘技の選手を転生させた。

ゲイルである

元の世界の名前は風間強。死因は試合中の事故である。

戦の神はゲイルに、この世界の職業として「英雄」を与えた。

戦の神が自ら開発した新しい職業である。

新しい職業を与えるのは、本当は神々のルールに違反している。

英雄の職業スキルは、カリスマ、交渉。

鑑定で見られた場合は戦士と表示するため、

戦士の職業スキルの戦力把握も持つ。

カリスマスキルと交渉スキルが戦いに関係ないスキルであることを

ゲイルに指摘された時、戦の神はゲイルにこう答えた。

「お前は既にそれなりに強い。

これから強くなる余地がなければ鍛錬できないぞ。

ただ強いのがお前の望みか。」

これにはゲイルも納得せざるを得なかった。

剣の経験が無いこと、

不意打ちと遠距離攻撃に対応する自信が無いこと、

そういうゲイルの危惧への対策として、

初期スキルとして斬撃、索敵、瞬動を提案した。

戦の神の親身な提案にゲイルも納得し、そのとおり選択した。

戦の神は転生直前に念押しする。

職業の「英雄」は誰にも知られてはならぬ。

ゲイルは強く頷いた。

しかし。

実はゲイルは戦の神の実験台にすぎない。

戦の神が今後転生する時の参考として

今回ゲイルに与えた職業「英雄」が持つ2つのスキル、

カリスマと交渉が自分にとっても使えそうかどうか。

その実験台だ。

戦の神は巧妙だった。

・・・

風の神は、木の神と仲が良かった。

木の神が年上だが、神格は風の神が上である。

気兼ねなく対等に付き合っていた。

そんな木の神が次代に神の座を譲り、ドワーフに転生してしまった。

風の神は、自分も転生してみようか、

そう思っていろいろ準備を進めている。

風の神の座を譲るとすれば、

エルフの里のステラを置いて他にはない。

ステラは弓の達人で、風魔法の達人でもある。

風の神はステラに啓示を与えたことがある。

その際に、もしも風の神の眷属になることが出来るのであれば、

それは非常に名誉なことであり自分には勿体無いと言っていた。

自分自身が風の神になるのであれば、もっと喜ぶだろう。

ステラはもう少し強くなれば、神格を得られる。

実績不足だけが問題だ。

実績とは、いかに種族を繁栄させたか?という成果と、

モンスターを殺して得た経験値の合計だ。

エルフは元々繁殖力が低いので種族繁栄は難易度が高い。

だったら経験値稼ぎをさせればいい。

そうすれば風の神はステラに神の座を譲ることが出来る。

ちょうどガンテツが所属するパーティがダンジョンを攻略中だ。

ステラに啓示を与えガンテツの補佐役として送りこもう。

そうすればステラも不審に思わずに経験値を稼ぐだろう。

そう画策する風の神であった。

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