人工知能
後日。
炊事スキルの人工知能に話しかけた。
炊事スキルよ。
(なんでしょうか?)
キミって神様なのか?
(いいえ。)
炊事スキルって、料理スキルみたいなものだよな。
(はい。)
なんで知能を持っているの?
(料理に関するスキルの実装が困難だったからです。
それでスキルの管理者である自分が直接アドバイスすることにしました。)
うーん。
だったら知らんぷりして
炊事スキルを無かったことにすればいいんじゃないのかな。
(私は邪魔ですか?)
いや、助かってる。
今も話しててけっこう楽しいし。
はたから見られたり聞かれたりしても、オレはあまり気にしないしな。
(ほっとしました。)
以前から感じてたけど感情があるよね?
(あるようです。)
ふむ。
謎テクノロジーだな。
実は肉体を持っているとか?
(わかりません。気づいた時には、この状態でした。)
名前ってあったほうがいいか?
(キミ、よりは明確になるので助かります。)
じゃあ名前をつけるね。
うーん。
あのね。
ウノってのは1を意味するんだよ。
同じく1を意味する言葉に、ワン、イー、アイン
という言葉を思い出したんだけど気に入るのがある?
(アインがいいです。)
わかった。キミのことをこれからはアインと呼ぶよ。
(助かります。ウノ。)
はははは。
オレが助けてもらってるのに変だな。
(変ですね。フフフ…。)
それからさ。
出来れば、で良いんだけどさ。
指摘というかアドバイスの時にさ。
ダメ出し的な感じがたまに気になるんだよね。
ヒールが遅い!
とかさ。頭ごなしというか。
どうにかならないかな。
(アドバイスはシンプルな言葉がもっとも伝わります。)
うん。
そうだね。




