3つの秘策SSS
オインクがウノに自分の葛藤を相談して問答した翌日。
カムナビ温泉の広間で、第五階層の攻略会議が開催された。
司会はオインク。
「僕に秘策が3つあります。まずは、それを聞いてください。」
オインクは複数の木板を取り出す。
それらの木板を3つのグループに分けた。
そしてオインクはポケットから白い布に包まれた何かを取り出した。
白い布に包まれたのはオインクの父親が残したネックレスだった。
ネックレスには父親の匂いが残っていると言う。
・・・
・秘策SSSー1
スーパースメルスクリーニング。強化嗅覚合否判別。
従来オインクが「単独」で「顔認識」で判別していたオインクの父親を、
「複数人」が「嗅覚」と「体型」で判別する。
使うスキルはシロのリーダースキルコピーで獲得できる嗅覚強化スキル。
オークの悪臭を嗅いでも吐き気を我慢できるメンバーが
オインクの父親のネックレスの匂いを記憶しておき、
父親じゃない/父親かも?を判別するという作戦だ。
吐き気を我慢できるメンバーは、
シロ、オインク、ラビィ、ググリ、キアの1柱と4人。
オインクの語るところによると、
そもそもオインクの父親は清潔好きでスリムな体型だと言う。
悪臭が酷くてでっぷりと太った典型的なオークならば、
父親であるわけがないから退治してしまって構わないと言う。
かなり簡素化した合否判別方法だ。
簡素化にはメリットもあればデメリットもある。
オインクはデメリットを覚悟した目をしていた。
・秘策SSSー2
シャーベットスロープスリップ。氷融解斜面転倒。
ダンジョン部屋にウノの土魔法による絶妙な傾きの斜面を設置。
クルマニーとポピーの氷魔法による「思いやり」で
絶妙な融け具合のシャーベット状の氷を斜面の上から流しこむ。
シャーベット状の氷によりオークたちを転倒させ無力化する。
・秘策SSSー3
スパイクセーフシューズカルトロップ。足裏安全靴麻痺毒剣山菱
クルマニーとポピーが、ホビット独自の形状のマキビシをウノに公開してくれた。
ウノがマキビシを製作して麻痺毒を塗る。
ダンジョン内では、パーティメンバーは飛行魔法フライで
上空から麻痺毒のマキビシを撒いて、マキビシを踏んだオークたちを無力化する。
パーティの安全のためにウノが滑りにくく、
マキビシを通さない安全靴を製作する。
・・・
オインクのアイデアが凄え。
ホント凄えな。
オレはオインクの真剣な目と笑顔と堂々とした口調に感銘を受けた。
昨晩、オレに相談した時に見せた表情が嘘のようだ。
おそらくオインクを変えたのは断固たる決意。
では、オインクは一晩でアイデアを思い付いたのだろうか?
いや。そうではない。
オインクは戦略思考スキル持ちだ。
オレなりに推測すると、こうだ。
オインクは日常的に戦術を考えており、日々、カード化していた。
それらのカードから使えそうなものを組み合わせつつ、
イニシャルをS関連に揃えた。
SSSと3つ重ねれば、レアリティを感じさせて、周りも面白い気がしてくる。
「戦術」の完成度を少し犠牲にしてでも、
攻略会議の参加メンバーを楽しませようという「戦略」。
そして3つの秘策SSSが互いに補完しあっている。
自分のアイデアには穴がある。
完璧じゃないから補完してほしい。
そういう暗黙的なメッセージがある。
例えば、秘策SSS-3の麻痺毒剣山。
単体としては地味で、ブーツ着用の重装備オークには効果が無い。
だけど秘策SSS-2が補完してる。
重装備のオークが斜面で滑ってスッテンコロリン。
鎧でカバーされていない箇所だってあるはず。
例えば手のひらにマキビシがグサリ。
一旦転んだら滑る斜面ではもう立ち上がれない。
重装備ならなおさらだ。
ほくそ笑むオレたち。
そういう悪だくみ感が攻略会議の参加メンバーを盛り上げる。
これもまた攻略会議の参加メンバーを楽しませる「戦略」なのだ。
さすがだぜ、オインク。
オレは面白いと思うし、全力で乗っかる。
みんなで、オインク発案の3つの秘策SSSを補完するアイデアを考えてみよう。
それから麻痺というのは、つまるところ四肢麻痺。
薄めたボツリヌス毒素が使えるだろう。
前回、キアのアイデアをオレがボツにしちゃったやつだ。
ボツリヌス毒素は自然界最強の猛毒。
危険すぎるなら、薄めればいいんだ。
単純な話だった。
キア、ごめん。
あの時に気づかず、あっさりボツにしちゃってごめん。
ボツリヌス復活だ。あとで入手させてくれ。
それにさ。
猛毒で死にかけたオークを回復するのもいいんじゃないか?
HP5未満になったら回復して10未満を維持するって感じ。
回復用ヘビ型ゴーレムを徘徊させようぜ。
ヘビ型ゴーレムはシャーベット状の斜面でも滑らないし完璧だろ?
トドメを指すのは秘策SSS-1の選抜メンバーに任せる。
そうすれば、意図せずオインクの父親が毒で死んでしまったなんてことは無い。
攻略会議参加メンバーは目をキラキラさせている。
「ちょっと待ってください。カード化しますから。」
オインクが木板を取り出してエンピツで書き止めていく。
・薄めたボツリヌス毒素
・ヘビ型ゴーレムでHP10未満にコントロール
・秘策SSS-1メンバーがトドメ
オレがダダ漏れした未整理のアイデアをオインクは簡潔にカード化してくれた。
オインクが木板に書く様子を見て、
攻略会議に参加している皆が興奮している。
「アタイもアイデアが閃きましたー!あのですねー!」
(わっちもアイデアがありんす!)
「ガーベラもアイデア出したーい!」
(たまも、たまには、あいでをだすから。)
(前回のオイラのボツアイデアも復活したいっす。)
(某も何かひねり出したくなってきた…。うむむ…。)
攻略会議は一気に熱気に包まれた。
・・・
前回の第五階層攻略から3日後。
オレたちは早朝にファルコン号に乗り込み、往路の空の旅を楽しむ。
今回も午後だけのダンジョン攻略。
シロが偵察から戻ってきた。
(前回と同じ部屋にオークが300匹、キングとジェネラルは黄色い顔っす。)
黄色い顔は黄疸だな。
肝臓にダメージが蓄積していて倦怠感で苦しいはずだ。
思考力も低下しているだろう。
女神像を設置した部屋で、大タルが出てくるのを待ってるオークはいたか?
(いなかったっす。)
よーしよし。
じゃあ予定通り、秘策SSSー2のシャーベットスロープは
女神像の部屋に設置しよう。
そこがオレたちの攻略部屋だ。
オレのダダ漏れにメンバー全員が頷いた。
えーと。回復用ヘビ型ゴーレムだろ?
オレはアイテムボックスから回復用ヘビ型ゴーレムを数体取り出した。
他にもアイテムボックスから取り出していく。
オレだけでなく、シロ、ルカ、たまの3柱も
アイテムボックスから攻略に必要な物資を取り出していく。
他のメンバーもガッツンガッツン仕事を始めた。
・・・
オレは仕事する。
皆にはまかない、もとい負けない。
ガッツンガッツンズリリンコ。
ズリリンコは、ヘラを使ってシャーベット状の氷を広げる音だ。
ガッツンガッツンパラライカ。
パラライカは、ボツリヌス毒素を塗ったマキビシをばらまく音だ。
仕事内容を頭に叩き込んでいるから迷いはない。
結局、オレの仕事が最後まであって、皆に手伝ってもらった。
ありがたや、ありがたや。
・・・
オレは、オレたちの仕事を見守る視線を感じた。
あれはゴブリンバスターズ5人組パーティだな。
うーむ…。
おーい、たま!ガーベラ!
物陰から見ている5人組パーティに解説をお願いできないか?
誰かに説明したり質問に答えるのも勉強になるんだ。
「わかった。私がせつ明する。」
(たまも、しつもんかいとうするから。)
たまがふよふよと、
ガーベラがスタタと走って助走をつけて飛行魔法フライで飛んだ。
いいね。
ガーベラはいい感じに走れている。
かつて、ガーベラの左半身は火傷のせいで、右半身より小さかった。
原因は左半身全体に及ぶ火傷によるひきつり。
オレと出会った頃のガーベラは、ひょこひょこと歩いていた。
だが今は、安定してスタタと走っている。
バランス感覚は戻っている。
カムナビ温泉の湯治効果とルカが施した体幹強化リハビリの成果だろう。
ありがたや、ありがたや。
・・・
5人組パーティは、近づいてくるたまとガーベラに驚いたものの、
すぐに打ち解けて説明を聞くことにした。
現在は攻略部屋の出口に近い場所でリラックスしている。
座っているのは、たまがアイテムボックスから出したリクライニングチェア。
ウノがバケーションと称してサボるため、たまが没収したアイテムだ。
5人組パーティはダンジョン内でリラックスするのは初体験だった。
童顔女性の回復役は、たまを胸に抱いている。
エルフの弓使いは、ガーベラを膝に乗せている。
エルフの弓使いが質問した。
「斜面にベシャベシャの雪を敷き詰めてるのは、なんで?」
ガーベラが回答した。
「ころばすの。シャーベットでスッテンコロリンだよ。」
童顔女性の回復役が質問した。
「飛んでいる神様たちが空中から撒いているのは何ですか?」
たまが回答した。
(まひどくをぬったまきびしだから。ふむとしびれるから。)
ドワーフは火酒を口にし、感想を漏らした。
「滑って転んで。マキビシで麻痺毒。たまらんのう。」
竜人族が首を傾げて質問した。
「オークたちは滑る斜面を登ってくるでしょうか?諦めて退散するのではないですか?」
たまが回答した。
(ルカがちょうはつするから。ぜったいぶちきれるから。)
童顔女性の回復役は、うふふふと笑った。
「あの大きな女神像のモデルがルカ様なのですね。」
(そうだから。)
「女神像の傍には毒入りの落花生が供えられていたのでしたっけ?」
(そのとおりだから。)
「女神ルカ様が挑発するならば、たしかにブチきれるかもしれませんね。うふふふ。」
ガーベラが補足した。
「それにね。オインクがマシンガンでそげきするよ。にげられないよ。」
ドワーフからの質問。
「マシンガンとは何じゃ?銃で狙い撃つことか?」
たまが回答した。
(そうだから。たくさんのいしを、じゅうでねらいすましてうつから。)
「沢山の石を狙い撃つ?そんなことが可能なのかのう?」
ガーベラがドワーフの真似をした。
「かのうかのう?」
5人組パーティの雰囲気がいっそう和らいだ。
・・・
ウノたちはオークを攻略中だ。
「来なさい!」
ルカが挑発スキルを全開にする。ついでの降臨エフェクト。
ルカの挑発にオークたちはブチきれた。
「ふごおッ!」
「ぶふうゥ!」
オークキングとオークジェネラルがオークたちに突撃を命令した。
オークたちは斜面を懸命に昇ろうとするが、
シャーベット状の氷にてこずり、滑って転ぶ。
マキビシを踏んで悶絶する。
そして麻痺。
一方、5人組パーティはリラックスして見学中だ。
リクライニングチェアで寛ぎ、
レモンスカッシュをストローでチューッと吸うエルフと童顔女性。
ドワーフは自前の火酒をグビリ。
フルフェイスヘルムの戦士と竜人族は、戦場を熱心に見ている。
エルフの弓使いが、ドワーフに問う。
「ねえ。オークキングとオークジェネラルの肌が黄色くない?」
「そうじゃな。体調が悪いんじゃろう。」
ガーベラが回答した。
「どくまみれのらっかせいを食べすぎたんだよ。」
童顔女性の回復役が、うふふふと笑った。
「毒入り落花生を食べすぎると肌が黄色くなるというわけですか。」
ガーベラが補足した。
「そうだよ。かんぞうがダメダメでむきりょくなんだって。」
たまが補足した。
(きんぐとじぇねらるだけ、きいろいのは、たぶん、らっかせいをどくせんしたから。)
竜人族が、左手の手のひらを右手でポンと叩いた。
「君主が部下に分配せず、独占したからバチがあたった。そういうことですか。」
ドワーフが火酒をグイと一口飲んで、何かに気づいて一言。
「ぬぅ?ぼんやりした影が飛び回って、麻痺したオークの首を切りつけ始めたぞい。」
ガーベラが回答し、たまが補足する。
「ラビィとググリとキアだよ。」
(ルカのおぶすきゅあぷろてくしょんは、ぼんやりにするまほうだから。)
「ほう。ぼんやりにする魔法とは面白いのう。」
「くさすぎて太っているオークは、オインクのお父さんじゃないからころすんだよ。」
「むっ?匂いと体型で区別するのか?」
童顔女性からの質問。
「斜面をうごめいている白いヘビはなんですか?回復魔法を使っているように見えます。」
たまが回答した。
(へびがたごーれむだから。すこしだけかいふくして、ひんしをきーぷするから。)
「瀕死をキープする?それは慈愛なのでしょうか残虐なのでしょうか…。」
童顔女性は目を白黒させた。
エルフの弓使いが何かに気づいて大きな声を出した。
「死んだオークを足場にして、オークたちが斜面を昇ってきたわよ!」
ガーベラが回答した。
「だいじょーぶ。シロがえものとしてかくほするよ。見てて。」
「オークの死体が消えた?白いオオカミってもしかして…フェンリル?」
たまが補足した。
(シロはふぇんりるでウノのペットだから。シロはペットのかみだから。)
「やっぱりフェンリルなの?神のペットで、ペットの神なの?」
エルフの弓使いが目を白黒させた。
「それがじじつ。仕方ないね。」
(じじつだからしかたないから。)
ずっと戦況を観察しているフルフェイスヘルムの戦士と竜人族。
竜人族が感服したように呻いた。
「豚頭族の少年が銃を撃つとオークが1匹倒れる。凄まじい技量ですな。」
たまが回答した。
(ひびのたんれんだから。ぜんえいでたてやくでそうりょでそげきしゅだから。)
ドワーフが目を向いた。
「前衛で盾役で僧侶で狙撃手じゃと?ありえん!」
ガーベラとたまが答える。
「あと、さんぼうでもあるよ。」
(さくせんりつあんしゃだから。つまり、さんぼうだから。)
「前衛で盾役で僧侶で狙撃手で参謀は、もっとありえん!」
ドワーフは頭を抱えた。
酔っ払いすぎたに違いないと頭を振る。
エルフの弓使いは優しい声で話しかける。
「豚頭族の少年も神様なんでしょ?」
「神であれば、それも納得ですな。さすが神と言えるでしょう。」
竜人族がエルフに同意した。
ガーベラとたまは否定する。
「オインクは人だよ。だけど、いろいろできるんだよ。」
(ウノのでしだから。いろいろやってみたくなるから。)
「ウノはダダもれなんだよ。やさしい気もちとおしえたい気もちがダダもれなの。」
(ウノはなかまがだいすきだから。だから、すごくやくにたつから。)
童顔女性が、うふふふと笑う。
「たま様とガーベラ様はお父様のウノ様が大好きなんですね?」
「ウノはルカの夫だよ。ガーベラはルカの娘だよ。」
(ウノはルカのぱーとなーだから。)
「…?うふふ。そうですね。」
童顔女性は一瞬ツッコミを入れようとしたが、
ツッコむことは止めて頷いて同意したのだった。
・・・
ふぅ、ふぅ…。
やったぜ!
オレたちは第五階層のオークの王国の殲滅した。
黄疸を発症しているオークキングとオークジェネラルは統率力が無かった。
パワーもスピードも無かったよな。
さーてと、シロ。
獲物として確保していた300匹の死んだオークたちを出してくれ。
あらためてオインクに確認してもらおう。
面通しというやつだ。念のためな。
(わかったっす。)
面通し済みのオークたちの武器や防具を、皆に回収してもらおう。
粗悪品ばかりだけど金属材料にできるからね。
オレのアイテムボックスに収納するぞ。
ありがたや。
ありがたや。
ありがたや。
ありがたや。
これを溶かして金属材料にして新しい武器と防具を作るからな。
はははは。
期待して待っててくれ。
・・・
オインクによる面通しを終えても、オインクの父親は見当たらなかった。
間違って殺していなくて安心というべきか。
いまだに見つからなくて残念というべきか。
今回は前者なわけだが、モヤモヤした気持ちは残る。
でも、気持ちを切り替えよう。
シロにオーク300匹の死体を積み上げて貰い、
ガーベラにファイアストームで燃やしてもらう。
「とりぷーまきまいまじどふぁいあすとーむ!」
三重極大化した中級火魔法ファイアストーム。
炎熱の嵐の中心は8000度に達する。
キャンプファイヤーのように盛大に燃えるオークの死体。
ガーベラもオインクもラビィもクルマニーもポピーも、
今回のオーク退治に対して感傷も嫌悪感も無いようだ。
オレはホッと胸をなで下ろした。
それにしても熱い!暑い!
オレたちはキャンプファイヤーから少し遠ざかることにした。
みんなでステータス画面をチェックして話し合う。
オインク、ラビィ、ググリ、キア、ガーベラ、クルマニー、ポピーの7人が
大量に経験値をゲットしてレベルアップしまくりとのことだ。
オレ、ルカ、たま、シロも経験値を大量ゲットした。
つまり今回のオーク300匹攻略も過剰殺戮ボーナスが適用された。
ちなみに見学していた5人組パーティも大量の経験値をゲットしたと言う。
5人組パーティは凄い興奮状態だった。
オレたちが攻略中、たまとガーベラと楽しくおしゃべりしてたから
パーティ認定されたのかもしれない。
ま。いいんじゃないかな。
ちなみに冒険者ギルドに行っても討伐報酬のゴールドは貰えないぞ。
ゴールドは個人単位の管理だからね。
さーてと。
オインクの父親が生存している可能性は、まだ残っている。
第六階層より下にいる可能性。
第二階層から第四階層にいる可能性。
ダンジョン内にいないという可能性もある。
とにかく、これで第五階層は攻略完了だ。
さてさてさーて。
第六階層の入口近くには、以前オレたちが建てた迷宮別荘がある。
おそらく、その迷宮別荘がダンジョンアパートだ。
第六階層の迷宮別荘をチェックしたら今日のダンジョン攻略を終了にしよう。
そうだ。
第六階層に降りる前に説明しておこう。
第六階層は2つのエリアにわかれている。
無害な蜘蛛グリーンスパイダーが生息する遺跡エリアと
モンスター化したオオカミが群れて生活する森林エリアだ。
ちなみに森林にはオレが土魔法で石砦を建てまくった。
つまりオレは環境破壊者でオオカミの生活圏を狭めて苦しめた卑怯者だ。




