レベルアップ
その後、コウモリを2匹、ネズミを3匹で倒した結果、
オレもゲイルもレベルアップした。
オレはレベル2。
パラメータは
HP 10/10, MP 4/11, STR 5, INT 10, AGI 6, DEX 31
(合計:73)
3つのパラメータが1ずつ上がっていた。
どのパラメーターが上昇するかはランダムなのかな?
上昇幅は+1なんだろうな。けっこう古臭い感じ。
スキルポイントも貰えた。
これはスキル取得時に消費するポイントみたいだ。
現時点では新しく取得できるスキルはない。
鑑定スキルでゲイルのパラメータを見る。
オレと同じく、ゲイルもレベル2。
パラメータは?
HP 10/11, MP 3/7, STR 16, INT 8, AGI 16, DEX 7
(合計:65)
スキルは…これ以上勝手に見るのはマズいか。
よしておこう。
・・・
これまでにコウモリ、ゴブリン、ネズミを倒したんだが、
ドロップアイテムもゴールドも出なかった。残念だ。
死骸はある。
というか、死骸しか無い。
死骸を回収する気にはなれない。
ゴブリンの装備品は腰布だけで武器を持っていない。
こいつらはザコ中のザコだったんだろう。
コウモリの肉も、ネズミの肉も食べようとは思わない。
モンスターの肉を食べて美味い!という展開は現状無理だな。
ゲイルもコクリと頷く。
オレと同じ意見のようだ。
今日のところはダンジョンから出よう。
・・・
ゲイルとオレとは初心者冒険者の定番中の定番。
宿屋の馬小屋で休憩中だ。ちなみにこっそり忍び込んだ。
ホントはダメだぞ。
腹は減っているが食堂も酒場もやっていなかった。我慢だ。
「ウノが考えていることはな。
口に出さなくても、なんか伝わってくるんだよ。」
そうか?
念話というかテレパシーかな。
「テレパシーだろう。明瞭な言葉ではないが内容は伝わってくる。」
オレの思考はどれくらいダダ漏れなんだ?
「かなりダダ漏れだ。
俺のことを顔も性格もイケメンだと思っていたろう?
褒めてくれてありがとう。」
へえ?
あっそう。
ノーム特有なのかもな。
対策は無心を心掛ける?
うーむ。難しそう。
そういうものだと思って諦めるしかないか。
まあ。
正直は美徳だ。
損をすることもあるだろうが、得をすることも多いだろう。
・・・
せっかくだからゲイルとオレとでスキルの情報交換をしたい。
さっき勝手に鑑定したが、良くないと思って途中でやめた。
やっぱ自己紹介ってやつは必要だよ。
「索敵、斬撃、瞬動だよ。」
瞬動?!もしかしてワープみたいなやつ?
「ワープじゃなくてダッシュだ。」
ゴブリン3匹の首を刎ねた時のダッシュが瞬動スキルで、
クリティカル3連発が斬撃スキルなんだろうな。
なんにせよ優秀なスキルだ。
索敵と斬撃は常時発動のスキルでMP消費がなく
瞬動はMP消費があるとのこと。瞬動の消費MPは2とのことだ。
それで気づいたのだがゲイルは自分のステータスを確認できている。
自分のステータス確認は鑑定スキルの効果ではないってことだ。
「ウノはどんなスキルなんだ?」
回復魔法、土魔法、鑑定、マッサージ術だ。
魔法はヒール、ストーンバレット、スネア。
ヒールは今日は出番が無かった。回復量は分からない。
ゲイルはレベルアップで最大HPが上昇しているから試しに
ゲイルに使ってもいいな。
え?いらないって。
まあ全回復までたったの1だしな。
寝ればたぶん回復するしな。
「ウノは鑑定持ちか。チートスキルの可能性があるな。
ドロップアイテムが出たら鑑定を頼む。
ところでマッサージ術ってのは何だ?」
回復スキルの一種らしいから疲労回復マッサージだろう。
やってみればわかるだろう。
とりあえず肩もみしてやろう。
ほれほれ。
後ろを向くのじゃ。




