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第四階層

この階層は歯ごたえがある。キツイ。

序盤は人型モンスター地帯だった。

まず、人型モンスターの装備品がいい。

防具は魔法の品らしくダメージ軽減があるようだ。

ゲイルの顎狙いで昏倒させられるのは2秒くらい。

剣の腕前も悪くなく、武器も優れているようで、

あのゲイルでも相手の剣筋を流しきれず手傷を受けることがあった。

オレのヒールがひさしぶりに輝く。

でも人型モンスターよりも更に歯ごたえがあったのが

後半にある虫型モンスター地帯だった。

とにかく数が多い。甲羅が硬い。

そして、火にも雷にも強い。

ミラが困惑していた。

虫は火に弱いだろうと思いきや、

この虫の火対策は完璧で、弱点は氷属性とのこと。

弱点属性いじるとかふざけてるだろう。

そもそも。

氷魔法はレアだから。

基本は火、雷、風、水、土の5属性と回復、神聖だから。

エルフの学校でもそれら7つだけが科目になってるって

ミラから教えて貰ったんだぞ。

氷魔法の中級魔法と言えば?

とミラにクイズを出されて、アイスストームと答えちゃうくらいだぞ。

ざーんねん。正解はブリザードでした!だって。

ちなみに。

爆裂、暗黒、精神、空間、時間などの見かけない魔法は

個人特有の魔法として認識されているらしい。

少なくとも「魔法体系」にはなっていないとのことだ。

・・・

なんとかして氷属性を活用して虫の動きを止めないと、

虫の圧倒的な物量に飲み込まれる。

土魔法のストーンウォールを覚えても、

あれは防御一辺倒になりがちな魔法だから悪手だ。

その点、氷属性なら相手の移動を制限しつつダメージを与えられる。

虫対策の瞬間冷凍スプレー缶があるじゃん。

あれと同じでピタッと止まればスリッパで即殺できるんだよ。

毒タイプのスプレー缶だと、虫に暴れまくられて怖いってことあるだろう?

いきなり火とか雷とかの攻撃はそういうイレギュラーな要素があるんだよ。

これで伝わる?

・・・

いったん第三階層の迷宮別荘(秘密基地)に戻り、オレのゴーレムを

見てほっこりしつつ氷属性を本気で考えることになった。

今は5人パーティなので、パーティにもう1人の余裕はある。

ただし氷魔法の使い手には、心当たりがまったく無い。

誰も知らない。

オレかミラかステラが氷魔法を習得する方がまだ手っ取り早い気がする。

氷魔法を習得する方法は、まったく分からないけれど。

・・・

ステラによると、魔法理論的には、

火魔法の応用で氷魔法が実現できるとのこと。

オレが素人のせいか、火と氷は真逆な気がするんだが…。

天才に理解できても一般人には理解できないってやつか?

ステラいわく。

ものすごく早く動くと熱くなる。

逆にまったく動かないと冷える。

動かす量のコントロールで熱を移動させるのだという。

ステラの言葉をそのまま引用すると、

「熱移動」を応用して、片方を熱し、もう片方を冷やす、だって。

説明されてもまったく理解できない。

ミラとゲイルはなんとなく理解できたみたいだが

オレは途中で理解するのを放棄してしまった。

ガンテツは最初から興味が無かった。

魔法は諦めているらしい。

いっそ潔いな。

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