表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/333

手順

おがくずを入手するなら建築現場だろうと考えたが、

木材加工場が一番だった。

しかしタダと言うわけには行かなかった。

馬小屋の床に敷くのに良いのだという。

そういえば最初の晩に泊まった馬小屋の稲わらの下は

おがくずだった。

それでも激安だったので大きな麻袋に3つ買った。

それからどうしよう?ということで

今日も冒険者ギルドの相談窓口のお姉さんに相談しにきた。

来るたびに癒される。

オレの心のオアシスだよ。

ダダ漏れにはなってないよな?

・・・

考えをまとめよう。

おがくずを何かの容器に入れる。

どうにかして容器をゴブリン部屋に持ち込む。

どうにかして容器からおがくずを出す。

どうにかしておがくずが大量に均一に舞うようにする。

そこにファイアボールをぶっ放す。

うーん。

どうにかするっていうのが多すぎるんじゃないかな。

「おがくずを大量に均一に舞うようにするなら、

風魔法が適切かと。ウインドストームです。」

お姉さん素敵。

いいじゃん。

別に最初のステップから考える必要はないんだよね。

アイデアが出たところからでいいんだよ。

まあ。

風魔法の使い手がパーティにいないけど

パーティメンバーを募集すれば解決するだろう。

「おがくず入りの容器をゴブリン部屋に持ち込む方法として、

大きなタルに入れて転がすのはどうだろう?」

ゲイル、ナイス。

大タル爆弾って感じか。

いいじゃん。

おがくずを入れる容器を大タルにするのは賛成。

大タルを破壊しておがくずを出すのは、

どうにかすると。

大タルを破壊する方法ね…。

ライトニングの魔法で大タルが壊れたりすればいいんだけどね。

それでいけそうなの?

なんとかなるかもしれないんだ。

もしかしてオレのアイデア採用?

やったぜ!

・・・・

お姉さんの解説によると、

タルの構造は側面を構成する木の板を、タガと呼ばれる鉄製の輪で

縛るというもの。

タガが緩めばタルは分解する。

タガが緩むとは、そういう意味だったのか。

勉強になるなあ。

今回の場合、タガの強度を通常より弱くしておけば

ライトニング一発で分解するのではないかとのこと。

お姉さんは博識だなあ。

尊敬する。

かわいいだけじゃないな。

でもそれじゃあ、ダンジョンの中のゴブリン部屋まで持っていけるか?

転がして持っていくんだろ?

「アイテムボックスがあるじゃないですか。」

ミラの発言。

げっ。

盲点だった。

アイテムボックスを持っていないミラに指摘されてしまった。

まとめるとこうだ。

・・・

手順1:ライトニング一発で分解する大タルを作成する。

手順2:大タルにおがくずを詰める。

手順3:アイテムボックスに大タルを入れて移動する。

手順4:ゴブリン部屋の近くでアイテムボックスから大タルを取り出す。

手順5:大タルを転がしてゴブリン部屋へ。

手順6:ライトニングで大タルを分解する。

手順7:ウインドストームでおがくずを大量に均一に舞わせる。

手順8:ファイアボールで粉じん爆発させる。

・・・

手順1はなんとかなるだろう。技術がどうこうじゃなくて

壊れにくさと壊れやすさのバランスを取るってことだから。

手順3はまっさきに調べよう。

アイテムボックスにしまうことが出来るサイズで

入手しやすいタルのうち最大サイズのタルを用意しよう。

一番大事なことだ。

ゲイルによると、ゴブリン部屋への通路は広いし扉もない。

手順5は実際に実験あるのみだな。

手順7は風魔法の使い手探し。相談窓口のお姉さんに頼ろう。

・・・

お姉さんに丁寧に感謝の気持ちを伝えて、

オレたち3人は冒険者ギルドを出た。

まずは手順3。アイテムボックスに収納出来るサイズを調査開始だ。

・・・

入手しやすいタルの中で一番大きなタルが、アイテムボックスに収納できた。

ゲイルによると、サイズ的にもゴブリン部屋に転がすのに手ごろだとのこと。

案ずるより産むがやすし。

アイテムボックスを使う時って不思議と重さを感じないんだよな。

これはもう、不思議としか言いようがない。

四次元ポケットにデカい重量物がバンバン入るアニメを見たことあるだろう?

あの感じだから。

アイテムボックスにどれくらい入るのかは、どうやら無限らしい。

無限だと証明することは出来ないので、ゲイルとオレの現時点の共通見解ってところ。

次は手順5。

大タルを転がすというのは重労働なのか、転がしやすいのか。

何メートル先まで転がせるものなのか。明日はダンジョンで実験だ。

ちょっと報告。

今晩のマッサージの結果。

ゲイルはSTRに+6、AGIに+6になった。

ミラはINTに+5、最大MPに+5になった。

たぶん毎晩のマッサージをサボらない限りは永続的だな。

明日の晩のマッサージはサボってみようか?

疲れが取れてよく眠れるから欠かせなくなってきた?

そうですか。

7/9。修正。転がすとい「う」のは。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ