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宿屋の朝食

宿屋で朝食をとる。

しまった。この世界のメシはマズいんだった。

昨日の屋台の料理の方がまだマシだ。

塩スープは屋台のものより更に塩っ辛く、

黒パンは屋台のものより更に堅く、酸っぱい。

このままマズいメシが続くと地獄だぞ。

これはアイテムボックスに温かい料理を保存しておくのが

異世界テンプレだよな。

ゲイルとミラは料理できるか?

まったく出来ないと。

もっとマズくなら作れると。

そうですか。

オレが料理することになるか?

ああ。

別にいいんだよ。

異世界モノで料理スキルはテンプレなんだから。

元の世界でも肉野菜炒めは得意だった。

よく作ったぞ。

肉野菜炒めと白米と味噌汁。

3食365日食えるぜ。

ごめん。嘘だ。

カレーとか、フライドポテトとか、からあげ!

ステーキ!焼肉!すき焼き!天ぷら!うなぎ!ピザ!寿司!

この世界じゃ絶対無理だー!

マズいメシを食いながら美味い食い物のことを考えるのは地獄だな。

やめよう。

もぐもぐ。

マズ…。

・・・

とりあえず、アイテムボックスの研究がもっと必要だ。

時間経過があるのか無いのか。

すごく大事なことだ。

「時間経過はある。リンゴが少ししなびた。」

ゲイルがリンゴを1個取り出して見せてくれた。

さすがゲイル。

実験してたんだ。

だがオレとしては時間経過が無いアイテムボックスを期待していたんだ。

ダンジョン内でホカホカの料理…。

実験前に夢破れた。

「ダンジョン内の食事は、干し肉と黒パンが一般的です。」

だよねー。

ミラにあらためて言われると絶望する。

干し肉は、めちゃくちゃ塩っ辛い。

塩味が強すぎるスープは、たぶん干し肉のせいだ。

干し肉をナイフで削って食べることもあるそうだが、

塩分過多だし、美味いもんじゃないだろう。

それで黒パンがまた結構ヒドい。

堅いし酸っぱい。口の中の水分を全部持っていかれる。

塩スープに浸して食うのだが、

この世界の人達は、腹が満たされればそれでいいのか?

たぶん、それでいいんだろうな。

・・・

オレの中では、ゴブリン100匹攻略より、

マズいメシの解決を優先したい。

困難に立ち向かうだけの英気を養いたい。

英気を養うには十分な睡眠、栄養豊富な食事が必要だ。

今の気持ちがゲイルとミラにダダ漏れだとしても、

オレはちっとも恥ずかしくなんかないぞ。

・・・

メシの後は、ダンジョンに潜らず、各自で自由行動となった。

ゴブリン100匹攻略のアイデアを考えるにしても、

顔を突き合わせて考えるのはやめた。

暗くなる。

街を見て歩くとか、日用品の買い物も大事だ。

宿屋のメシよりは、まだ屋台メシの方がマシだろうということで

各自夕食を食ってから戻ることにした。

夜になってから宿屋に戻ってきて、情報交換してから

寝ようという話になった。

・・・

宿屋のベッドで寝る前、今晩のマッサージの結果、

ゲイルはSTRに+4、AGIに+4になった。

ミラはINTに+3、最大MPに+3になった。

累積かつ永続的と言っていい状況。

おそらく半永続だと思うんだよ。

リセットされる条件は、マッサージをサボることだと思うんだよな。

明日の晩、実験してみる?

実験しない。

そうですか。

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