あの頃に戻れたら…少しは違っていたかな
身体も心も若返りたい!
でも今まで身に着けたスキルはそのままで。
そんな夢のあるお話しです。
今まで生きてきた人生の中で誰もが1度は
『あの頃に戻れたなら今頃は…』
と思い描くであろう。
今まで生きてきた人生で得た
知識・能力をそのまま持ち
過去の世界へ戻ってみた。
≪短大時代に戻ってみた≫
『あー!懐かしいMT車だ!!』
今では廃盤になってしまった車に喜ぶ私。
『ヤバい!痩せてる!!』
中年太りから急に痩せた体系に驚く。
『えーっと何からしよう…』
短大時代に戻ってしたいことと言えば…
【保健の先生の資格を取ること】
何を隠そう、私の短大時代はビッシリと授業が詰まった勉強の日々だった。
その中で、更に保健の先生の資格を取るとなると…
「無理」
これ以上、勉強したくないとの安易な考えでスルーしてしまった教科。
今の私なら絶対に努力して取得する!
なぜなら…
『若い子に囲まれたいから』
…これも安易な発想だが、就職には困らないであろう。
そして、卒業しても【白衣】を着れる。
保健室で白衣を着て…眼鏡なんてかけたら…
ちょっとエロイ感じがしません?笑
研修も学校へ行って
「先生!先生!」
って人気者間違いなし!
よしっ!保健の先生の資格をとろう♪
で、ここで資格をとったとして…
就職はどうしよう…
私、プロ野球選手の奥さんになりたかったから
栄養士の資格をとったんだけど…
そんな出会いもなかったし、地元の田舎町を出たかったから
資格とは全く関係のない仕事に就いたんだよね~。
まぁ、それはそれで海外に行ったり、多くの芸能人に会ったり、
日本の色々な県に行けたから楽しかったんだけど…
今でいうブラック企業だったのよね。
うん!保健の先生になろう。
こうして私は保険の先生になった。
赴任先は共学の高校。
毎日、若い子に囲まれて充実した日々…
「保健の教師ブスじゃね?」
「おいっ!ブス」
…あれっ私に言いました?
なんだか理想と違うぞ。
出会いだって『かっこいい先生と…』なんて思ってたけど
先生なんて変人ばっかだし。かっこいい先生なんていないよ。
生徒に手を出すことなんて出来ないし…
それに修学旅行やらなんやらで連れていかれて
バス移動で酔って吐かれた日には
もらいゲロ確定だし。
生理痛が酷い日には私の方が助けて欲しいくらいだわ。
保健室に来る生徒だって
寝不足やサボりたい子だし…
でも万が一、病院に行かないと死んじゃうような症状で
それを見逃して大変なことになったら…
訴訟なんてこともありえるよね。
親からのクレームとかあるのかな。
あーなんだか面倒だな。
やっぱり短大時代に戻るのはやめよう。
戻るなら、その前…高校時代に戻ろう!
そして私は高校時代へ戻っていった。
どの道を選択しても
苦労や困難は出てくるんですね。
思い通りに行く人生なんてつまらないのかな…
でも思い通りになった方がHappyだよね。