もし月が人間を攻撃してきたら
その昔、世界の支配者は月だった……。
誰かが指差してそう言った。
人「おいおい……あれはどうやって浮いてるんだ?」
私「違うよ、あれは宇宙っていう場所にあるの。こっちからは浮かんで見えるけど」
大きさはおよそ数百m。
人「なんだそりゃ?行ったこともない場所のこと言われてもわかんねぇぞ」
重さは分からない。
とてつもなく重い。
人「浮いてるんだから落ちてくるんじゃねえのか?」
人々はその重さを実際に味わう。
私「まさか……」
それは空に浮かんでいて中々落ちてこない。
人「だってよ、誰もあれを支えてないんだったらどこかに落ちちまう……」
私「そんなことは……ないはず……」
昼の間は出てこないけど夜になると出てくる。
私「……」
なんともない顔で浮かんでいる。
人々を見下ろしている。
私は知らなかった。
こういうせかいがあるんだってことを。
こうして
私の異世界物語が始まる。
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ルカ「不思議……」
夜、私は空を見上げている。
なんの変哲もない空。
ルカ「…………?」
何かが浮いている…。雲のすき間からちょっとだけ見えている。
大きい。
何メートルくらいあるんだろう…?
丸い。
光っている。
私の体を、足元を照らしている。
ルカ「なんで……浮いてるんだろう…?」
ルカ「何…してるんだろう…?」
どれくらいの高さがあるのか、どれくらいにあれが浮いているのか…分からない。
浮いている…?
あれは浮かぶほど軽いもの?
違う、あれは…ただの物体。
決して…軽くない。
(昔書いた分を一度に上げているため、辻褄が合わない部分もあるかと思いますが寛大な心で見逃していただけると嬉しいです。
変なトコロだらけだと思いますがおかしな人だとでも思ってスルーしてください。
星空文庫さんの方でも公開してます。
http://slib.net/68080)
1話 :始まった (一日目 朝)
2017/01/30 15:44
2話 :あの丸いものはお月さまといってお空に浮かぶ天体だから、私達を襲ってきたりしないんだよ (一日目 昼)
2017/01/30 16:48
3話 :第三次性徴期という希望 (一日目 夜)
2017/01/30 18:00
(改)
4話 :確率で潰れるという事実をどう受け止めるべきか (二日目 朝)
2017/01/30 19:00
5話 :男や女はどうやって死んでいくのか (二日目 昼)
2017/01/30 19:17
6話 :リーダーとお風呂と昔話。 (二日目 夜)
2017/01/30 20:43
7話 :私はリーダーによって生かされている (三日目 朝)
2017/01/30 22:00
8話 :シチュー(三日目 昼)
2017/01/30 23:00
9話 :班長の死に様 (三日目 夜)
2017/01/31 00:00
10話 :彼女の翼は何というのか (四日目 朝)
2017/01/31 12:48
10.5話 :もし星なんてない、星という概念が存在しなかったら、あの空にあるものは一体何なんだろう (Xの説明)
2017/02/01 13:44
13話 :私は彼のことが信じられない (五日目 夜) 12000
2019/11/10 21:15