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遡行日記  作者:
大学二年生
9/82

2017/7/24人類

人類は千年もしないうちに二足歩行をやめて、サルから進化して以来不変だった形態を棄てるだろう。

それは遺伝子への改造や電子的なプロセスによって行われる。

現在の我々の姿は記号のような形――ちょうど、男子トイレに描かれたシルクハットをかぶった紳士のように――人間(原始人)を表す形として残るだろう。もっとも、肉体に手を加えた時点で性別はなくなっているだろうが。

なぜそんな風になるかというと、人間が負けるからだ。誰に?AIや機械だろう。人間はその限界に当たってしまい、技術を肉体に取り込もうと図るのだ。

今の21世紀は「人類の終わり」が始まるった黄昏の世紀であり、その後に始まる永劫の宇宙拡張の、その黎明期なのだ。

さて、何が言いたいのかというと、21世紀に生きる我々は積み上げをしなくてはならないということだ。

これまで築かれた哲学も社会も、すべて同じような恰好の同じような能力の単一種族によって構成された群体であることを前提としていた。

思考スピードではAIに負け、作業能率、腕力諸々でロボットに負けた。みじめな存在が今の我々であり、それらがもはや人智を超越するのが21世紀なのだから、もっと多様な社会になっていくように変革されていくはずだ。

よって、人間にはあたらしい思考が必要になるのだ。

そのための文化を積み上げなくてはならない。

戦争やヘイトでつぶす人頭も時間もない、どうせ今起きている差別なんて人類の変質によって無に帰する。


挿絵(By みてみん)

トチ狂った内容だけど別に日記を装った一人称視点の小説だった!みたいなことはないです


2017/12/15

AIに負けて性別が失われて、働き口が失われて、色々失いながら新たな性質を獲得する、その始まりに今の人類は立っているのだと思う


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