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遡行日記  作者:
大学二年生
11/82

2017/07/26

2017/07/26

というより27日の午前3時ごろ、

友達二人とLINE通話で話し合った。

Nという友人は、俺と同じ中高卒で同じ大学同じ学科の、いわば腐れ縁である。その彼が

0単位

で今季の学問を終えたと言う。

大学を中退しようという俺にしてもそれは流石に不安になり、LINEの文で話していたが、もう少し込み入った話がしたくなり電話をかけた。途中でもう一人のMという友達も加わったが、彼はほぼ聞き専だった。

結局ろくな方法は浮かばなかったが、俺はNをどうしたいのか、すこしわかった。

俺は彼を、ついでに言えばMというものについても

追い込みたいのだ。

追い込まれた結果、彼らが秘めたる能力、才能、狂気の開花する様を、見たいのだろう。

俺は人を軽率に扱い、ずけずけとものを言って予期せず反感を買ったり、傷つけたりする悪癖があるが、決して見下している訳ではないのだ。

俺は統計的に表されるこの世の人口の大半を愚劣で凡庸で未だ知的生命たりえないゴミだと思っているが、友人とサシで向かいあったときには、敬意とおせっかいなまでの移入をしてしまうようである。

自分は平然とそういうことをするからあまりその影響力の大きさをわからないでいるが、他人に人間評を勝手にされるというのは、それなりにその人間の思考や行動に影響を与えてしまうようだ。

しっかり考えてものを言うか、何も言わない方がいいかもしれない。

しかし前述の二人に対して何も言わないという選択肢は無い。なぜなら僕は友人としてとても二人がすでに好きだから。

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