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2017/07/25
大学に行った
暑いし雷雨は降るしいやな一日だった
そういえば僕はココアの粉そのまま食べるのが好きです
司馬遼太郎の「花押」を買って読んだ(上巻)
めちゃくちゃ面白いし読んでいて熱い気持ちが滾っていくのがわかった。
村医者の子村田蔵六が蘭学を学び学者として重宝されていき、最終的に戊辰戦争での長州藩の最高司令官になり、その後の死までを描いた作品のようだ。
徹底した合理主義者の蔵六が長州藩の非合理的な攘夷を擁護するシーンで感動した。
私は民族などじきに潰れて個人の背景ぐらいにしかならなくなると思うが、一方で国や土地への偏愛がある。
相反する感情にどう筋を通せばいいのかわからなかったが、司馬遼太郎の国に対する見方は明快で、役に立つ。
ゆったりと堕ちていく今の日本と世界に、危機感をもって立ち向かう人は少なくないだろうが、熱狂的なエネルギーが無い。
輿論は眠っている。
俺はこの世界を引き立てて救済したい、のかもしれない。