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「今日も疲れたねー。」
「うん。疲れたね。麻奈美。」
「疲れた時は甘いもの。と言うことで、今日もケーキ屋、行こうよ。」
「いいんじゃない?でも、私は、行かないわよ。昨日行ったところじゃない?今日は真っ直ぐ家に帰りたい気分。」
「うーん。菜耶子ー。」
「1人って行った方が、いいんじゃない?」
「何?その意味深な笑顔は?」
「別に…。」
「別にって何よ!気になるなー。まぁ、気が向いたら、教えて。」
「りょうかーい。」
「ケーキ屋の帰り、菜耶子の家に、行っていい?」
「いいけど。家に、猫がいるかもよ?」
麻奈美が、猫を大丈夫か知らなかったので、菜耶子は、麻奈美にそれとなくきいてみた。
「猫かぁ。菜耶子の家、いつの間に猫飼ったの?まぁ、いいや。菜耶子の家に行ってから聞くー。じゃ、後でね。」
「うん。後…。」
私の言葉が、言い終わらないうちに、麻奈美は、足早に教室を出ていった。
菜耶子は、帰り支度の途中だった手を、再び動かせ、支度を終えた。
そして、他の友達にも<バイバーイ>と言って、ゆっくりと教室をでた。