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猫と人間  作者: たかみや汐
ケーキ屋

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3

「えっと、いい子って聞いてますよ。」



「いい子?」



「はい。結構楽しいしって。えっと、それと、」



「何ですか?」



 麻奈美が、田辺さんさんの肘を、つついてる。



「えっと、たまに、素直じゃなくなるって、聞いてます。」



 田辺さんは、遠慮がちにそう言った。



「素直じゃなくなる?」



「はい。えっと、後は、麻奈美に聞いてください。」



 田辺さんは、そう言って、一歩後ろに下がった。



「麻奈美、どういう事?」



「そのままの意味。」



「『そのままの意味』って…?」



「うん、だって、菜耶子、好きでも好きじゃないって、言い張る時とか、あるじゃない?」



「ないよ。そんなこと。」



「例えば、柏田くんのこと。菜耶子は、実は好きなのに、好きじゃないって言う顔、するー。」



「だって、本当に好きじゃないし、興味とか、関心もないもん。」



「また~。」



「何よ!」



「素直になりなさい。楽になるよ。菜耶子、今顔真っ赤だよ。」



「えっ。嘘!」



 菜耶子は、顔に手を当てた。



「嘘だよーん。」



「もー。」



「でも、素直になったら、新たな人生の展開が、待ってるかもよ。」



「もう、田辺さんまで。」


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