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「あ、田辺さん、こっち。」
私服に着替えた田辺さんが、麻奈美の手招きで、菜耶子達のテーブルの方に来た。
「はじめまして。高木さん。麻奈美から、高木さんのこと、いろいろ聞いてますよ。」
「あ、はじめまして。えっと、高木菜耶子…です。もう、仕事時間、終わったのですか?」
口に入ってたケーキを慌てて飲み込んだ菜耶子は、椅子から立ち上がって、こう聞いた。
「菜耶子、ここは、夜の10時まで開いてるんだけど、田辺さんは、6時半で終わりなの!」
そんなこと聞かなくても、て表情の真奈美が言った。
「ごめん。知らなかったから…。」
真奈美の勢いにびっくりして、菜耶子は謝った。
「そうなんですよ。高木さん。麻奈美も、そんな感じて言わなくてもいいでしょ。」
「うんっ。ごめんね。田辺さん。」
麻奈美は、恐る恐るっといった感じで、田辺さんの方を見た。
「うん。僕は、いいよ。とりあえず、高木さんに謝ったら?」
田辺さんは、麻奈美の顔をみた。
「うん。菜耶子、ごめんね。なんか私の中では、知ってることだから、つい…。」
「ううん。でも、なんか、麻奈美の方が、田辺さんに、ベタ惚れな気がする。」
「そうなんですよー。」
「もぅ、田辺さんったら。」
麻奈美は、顔を真っ赤にしてた。
「ところで、麻奈美は、私のこと、どういう風に言ってます?」




