3/46
かっこいいの?
「菜耶子、柏田くん、かっこいいと思わない?」
授業が終わって、菜耶子が帰り支度をしてた時に、麻奈美がこう言ってきた。
麻奈美がいった柏田くんは、いつの間にか仲良くなってた男の子と、帰っていった。
「別に…。」
「菜耶子ってつれないなー。」
麻奈美はつまなさそうな顔をした。
「私、興味ないし。かっこいいってどこが?」
「菜耶子、それマジで言ってるの?顔、イケメンじゃん?」
‘麻奈美、ごめんね。私もイケメンって思うけど、恋愛話はちょっと無理。話の流れで、好きなタイプ言えっていわれても困るし’
そう思いながら、菜耶子は、
「ごめん。私、イケメンって思えない。柏田くんの顔。」
「嘘っ。ま、人それぞれ価値観違うもんね。それより、最近出来たケーキ屋さんに行こっ。」
「うん。行こう!」
菜耶子と麻奈美は、ケーキ屋さんに行った。
「美味しかったね。」
「美味しかったね。また来ようね。菜耶子。」
「おー!来よう!」
ケーキを食べ終わった菜耶子と麻奈美は、適当な話ー柏田くん以外の学校の話をして、それぞれの家に帰った。