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保健室1
「高木、菜耶子、大丈夫?」
「もう少し、寝かせて。」
菜耶子が、薄目をあけたら、そこに、柏田くんの顔があった。
「うん?誰?あ、柏田くん?どうして?って、ここ、保健室だよね?」
「よっ。高木。今日は、無理させたみたいだな。ごめんな。」
岩本先生が、保健室にはいってきた。
「そうですよ。先生。病み上がりの子に、だめですよ。」
保健室の女の先生が、男の岩本先生を怒ってる。
「柏田くんが…………………………………………………………。」
岩本先生は、ずっと怒られていた。
「柏田くん、どうしてここにいるの?」
「俺が、倒れた菜耶子さんを、保健室につれてきたんだ。」
「ありがとう。重かったでしょ?」
「うん。重かった。なんて言うのは、嘘。軽かったよ。たぶん。」
「たぶんって何よ。」
「ごめん。ごめん。軽かったよ。」
柏田くんは、菜耶子の肩を、ちょっとなでた。
「俺、高木さんのこと、好きなんだ。」




