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菜耶子は、それから2日間、学校を休んだ。
菜耶子が、学校を休んだ4日間、[ろく]は、夜、菜耶子の横で、一緒に寝た。
「行ってきます。」
「行ってらっしゃーい。菜耶子。気をつけてね。」
「おはよ!菜耶子。」
「おはよう。麻奈美。」
「風邪、大丈夫だった?」
菜耶子が、席についたとたん、麻奈美が、聞いてきた。
「うん。今回の風邪は、ちょっとしんどかったけど、大丈夫。もう治ったし。」
「良かった。」
「で、1日もお見舞い、来てくれなかったよね?」
「だって、それは、菜耶子が、来なくていいって言ったから。」
「いいって言ったけど、1日ぐらいは、きてほしかったな。まあ、いいけど。」
菜耶子は、口をとがらせた。
「ごめん。ごめん。でね、話し変わるけど、菜耶子が休んでる間、ずっと、柏田くんも休んでたの。」
「ふーん。」
「興味なしっていう感じだね。」
「まーね。」
「菜耶子も、柏田くんのこと、いいなとか、思ってるんでしょ?実は。その菜耶子の、そしらぬ感じ?好き…」
「授業、始めるぞ。」
麻奈美は、慌てて席に、座った。




