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猫と人間  作者: たかみや汐
風邪

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4

 菜耶子は、とりあえず、ベッドには行かず、勉強机の椅子に座って、携帯にメールがきてないか、チェックした。



「あ、麻奈美からメールだ。」



 菜耶子は、そのメールを開いた。



 【菜耶子、風邪だって?大丈夫?お見舞い行く?あのね、柏田くんもお休みなの。どうしてかは知らないけど。柏田くんの友達……。】



 麻奈美のメールは、途中から、柏田くんのことになっていた。



 【大丈夫だから、お見舞い来なくて、いいよ。麻奈美にうつっても、嫌だし。私は、また寝ます。おやすみ。】








 【そう?じゃ、お見舞い行かない。おやすみ。】



 麻奈美の返事は、すぐきて、その内容を確認した後、菜耶子は、ベッドの上で横になった。







「菜耶子、晩御飯、どうする?お粥?」



 母の声が、菜耶子のぼーっとした頭に、微かに届いた。



「あ、うん。お粥、作って。」



「わかった。」



 菜耶子が、そう言ってる間も、[ろく]は、菜耶子の体にぴたっとくっついた。






「お粥できたわよ。」



 母が、菜耶子の部屋に、お粥のはいったお皿を持ってきた。


 

「ありがとう。」



 母がドアを開けた途端、[ろく]は、勢い良く、一緒に下りていった。



「[ろく]、そんなに慌てて、トイレかな?」



 と、母が言った。


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