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猫と人間  作者: たかみや汐
風邪

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16/46

3

「あら、菜耶子。起きて大丈夫なの?」


「うーん。まだしんどいけど、喉乾いたから。」



 菜耶子は、母にそう言いながら、コップにお茶を、いれた。



「[ろく]も降りてきたのね。[ろく]~。」



 [ろく]は、水飲み場に行き、しばらくして、リビングに戻った。



 そして、母は、[ろく]を抱こうとした。



 でも[ろく]は、嫌だったみたいで、母の手から逃れようと、頑張っている。



 菜耶子は、その光景を見ながら、お茶を飲んだ。





 喉が潤った菜耶子は、2階に上がろうとした。



 その時、[ろく]は、母の手中から、勢い良く飛び出し、リビングの閉まってるドアを、開けようと、カリカリ引っかいていた。



「2階に、[ろく]も上がるの?1階にいればいいのに。」



「菜耶子が、風邪引いてるから、心配なのよ。」



 と、母。



 [ろく]は、まだ、ドアをカリカリしてる。



 菜耶子は、一緒にいたらいいのに、と思いながら、ドアを開けた。



 [ろく]は、勢い良く階段の途中まで、駆け上がり、菜耶子の方を見た。









 菜耶子が、自室に入ったら、もう[ろく]は、ベッドの上で、体を横にしていた。


「[ろく]~。もー。」



「にゃー。」


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