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「あら、菜耶子。起きて大丈夫なの?」
「うーん。まだしんどいけど、喉乾いたから。」
菜耶子は、母にそう言いながら、コップにお茶を、いれた。
「[ろく]も降りてきたのね。[ろく]~。」
[ろく]は、水飲み場に行き、しばらくして、リビングに戻った。
そして、母は、[ろく]を抱こうとした。
でも[ろく]は、嫌だったみたいで、母の手から逃れようと、頑張っている。
菜耶子は、その光景を見ながら、お茶を飲んだ。
喉が潤った菜耶子は、2階に上がろうとした。
その時、[ろく]は、母の手中から、勢い良く飛び出し、リビングの閉まってるドアを、開けようと、カリカリ引っかいていた。
「2階に、[ろく]も上がるの?1階にいればいいのに。」
「菜耶子が、風邪引いてるから、心配なのよ。」
と、母。
[ろく]は、まだ、ドアをカリカリしてる。
菜耶子は、一緒にいたらいいのに、と思いながら、ドアを開けた。
[ろく]は、勢い良く階段の途中まで、駆け上がり、菜耶子の方を見た。
菜耶子が、自室に入ったら、もう[ろく]は、ベッドの上で、体を横にしていた。
「[ろく]~。もー。」
「にゃー。」




