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麻奈美の中で、菜耶子が、元気がなんとなくない、件は解決したみたいだった。
それから、またしばらく2人で話した。
「…ね、おもしろくないよね?」
「うん。おもしろくないね。」
‘麻奈美、話し疲れたって言う割りには、よくしゃべるな’と、思いながら、菜耶子は、麻奈美とはなしていた。
ちょうど、その時、
トントン。
ドアをノックする音が、した。
「はーい。」
菜耶子は、部屋のドアをあけた。
「麻奈美ちゃん、晩御飯どうする?もしよかったら、一緒に食べる?」
と、菜耶子の母が、部屋に入ってきた。
「あ、もうこんな時間!おばさん、ありがとうございます。私、自分の家で、食べます。遅くまですいません。菜耶子も遅くまで、ごめんね。」
麻奈美は、帰る用意を始めた。
「ううん。こっちこそ、遅くまでごめんね。ありがとう。」
「遅くまで、ありがとう。」
「こっちこそ、ありがとう。また明日ね。」
「うん。明日。」
「おばさん、遅くまで、すいません。」
「今度来た時は、一緒に晩御飯、食べね。気をつけて帰ってね。」
「はい。ありがとうございます。では。」
麻奈美は、帰っていった。




