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第六話 焼死体

もうめんどくさくなってきたのでここからはお爺ちゃん以外は標準語に変換してお楽しみください

「またか...連続殺人じゃないか?」


ここ数週間で起こった焼死体の発見は同一犯のものと見て、警察が捜査をあげている。


世間では、この連続殺人事件を「令和の魔女狩り」

として恐怖し始めた。


それから俺はというと


じいちゃんに言われた事を思い返した。


もし本当にそうだったとして


何で俺がそんな事をしなくちゃいけないのか


だが人の興味は抑えられない


協力者が必要だ。


プルルルッ


「どうした?タカ今忙しいんだ」


「悪いなケイ、今度話したい事があるんだ」


「なら今日の夜いつものところでな」


「分かった、待っておくよ」


行きつけのBAR 「nero」


大学時代にアルバイトでお世話になった。


今は俺ら地元民の溜まり場みたくなってる。


ここでバーテンダーをしているヒイロさんは30代で、このBARを建てて、うまく切り盛りしてきた。


俺からしたら少し年の離れた親戚のお兄さんみたいな感じだ。


ガチャッ


「ヒイロさんお久しぶりです。」


「ああ、タカノリか」


「いきなりですいません、今日個室空いてますか?」


「空いてるよ、今日は常連も来ない。カウンター使えよ。」


「今日ちょっとケースケも来るんですけど...真面目な話で。」


「ほぉーう、付き合いも長いのに、俺には話せないと?」


「いいか?BARってのはな色んな人間が来る。

飲み直しに来る奴、1人になりたい奴、誰かと話したい奴、お前も見てきたろ?」


「はぁ...つまり何が言いたいんですか?」


「俺はな真面目な話ほど色んな人間に話すべきだと考えている。自分の判断は確かに大事だ。でも人に話すほどの悩みなら、聞いてからでも良いんじゃないか?自分の視点は周りには見えない、が、周りの視点もお前には見えない」


「そんな事言って人のナイショ話が気になってる

だけでしょーが」


「ふふっ何のためにこの仕事をしてると思ってるんだ?」


「やっぱりな...」


「このところ客が減ってな、例の殺人事件で」


「あーそっすね」


「はた迷惑な話だ、地元でこんな事されちゃあ」


ガチャッ


「すいません。カクテルを一つ」


「ほら客だ、タカノリ個室使っていいぞ」


「分かりました」


この時間帯はサラリーマンが多いのに、珍しいな


数十分後、ケースケが来た。


「お疲れーだぁーー」


「お前もう飲んでんのか?」


「今、報告書書いてきたとこだよぉ」


「で、なに話ってさ」


「ケイは今、例の事件追ってるんだよな?」


「やめとけ」


「この件に関わろうとしてるだろ」


「何で分かるんだよ...」


「その質問で大体察しつくよ」


「仕事なんだ。お前でも邪魔はさせん」


「... ...」


「そんだけか?眠いし帰るぞ俺は」


「もし...俺が事件に関わってるとしたら...?」


「ん?どういう意味だ?それは」


「俺ももうよくわかんないんだよ。」


「親父が死んでからどう過ごしてきたのか。」


「でも今俺の中ではっきりしてることは、もしかしたら今回の件は、俺の血縁者が犯人かもしれないんだ。」


「ふーん少し考えさせてくれ」


「なぜその考えに至ったのか、教えてくれ」


「何言っても信じてくれるか?」


「それは分からんな話による。」


「まあ喋ってみろよ。」


俺は、ここ数ヶ月の事を思い返して、全て話した。

死んだ親父を見て、じいちゃんを見て、そこで知った事、見た事全てを話した。


最悪、信じてもらわなくても良かった。

ただ、この気持ちを誰かに共有したかったんだ。



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