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GRSI〜銀河鉄道特別情報部〜

GRSI-04 星を蝕むレガシー

作者:やた
 GRSIの第4話です。

 基本的にGRSIのストーリーは一話完結型で書いていますが、この第4話に限り、『GRSI-03 歓楽惑星の闇取引』から続きの要素があります。

 読まなくても大筋には影響しませんが、お時間があればそちらも是非呼んで頂けると嬉しいです。



 辺境の惑星エリオン。

 エリオンは、かつては豊富な鉱物資源で名を馳せた時代もあったという。だが、それも遠い昔の話だ。宇宙の大企業が次々と押し寄せ、惑星の奥深くからありとあらゆる鉱石を根こそぎ奪い去った後、残されたのは荒れ果てた大地と、細々と生きる人々だけだった。

 巨大な宇宙企業にとって、この星はただの「採掘場」に過ぎず、資源が尽きれば、あとは見向きもせず去っていった。

 銀河鉄道もその巨大企業の一つだった。

 そうして残された採掘の「傷跡」は、いまもエリオンの地表に深く刻まれている。まるで、貪欲な巨人が大地を抉り取ったかのように、広大なクレーターや剥き出しになった岩肌が、明け方の薄明かりの中で不気味なシルエットを描いていた。

 この星で暮らす住民たちは、そんな傷跡の近くで慎ましい暮らしをしていた。決して恵まれた環境ではない惑星だったが、故郷の星を大切にしていた。
02.葛藤
2025/09/26 08:36
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