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第六話 付き合ってるの?

入学式の日の夜はまだ続くで~

話を始める前に、鈴丘三中 野球部の元チームメイトを紹介しておこう♪


〇鈴丘東に進学

 松柳 晴輝 ファースト、下谷 (かい) キャッチャー、落合 (いつき) サード

 小学校は別だが葵・涼音・美玖・結衣と同じ野球チームの仲間

 葵と仲良し4人組で甲子園を目指していたのだ


〇広松西に進学

 鬼北(きほく) 厳太(げんた) 二番手ピッチャー  通称:鬼厳(おにげん)

 葵、紬と小中が一緒の丸刈り、メガネ、一本眉毛の陰キャラ男子

 見た目はぽっちゃりだが、その脂肪の下には筋肉遺跡が眠っている

 葵が居たため、ほとんど出番が無かったがピッチャーとしての才能は高い

 初恋の女の子が紬で小学1年以来、片思いを貫いてきた

 

それゆえ、葵に一方的なライバル心を持って名門 広松西に進学したのだ

 野球&恋において!打倒 葵!のはずが・・・葵がね~不戦勝?


さて、涼音ちゃんからの電話でせっかくの余韻もふっ飛んだ葵に

晴輝から電話が入るで~

「おい!葵!どーしてくれんだよー!」


思わずスマホを耳から遠ざける葵なのだ

「なんだよ~晴輝いきなり」

「なんだよ、じゃねーよ!思い出すとムカつくから言わせろ

 お前がいねーと、今の東じゃ甲子園は無理なんだよ!

 お前が東に行くって言うから、おれも海も樹も頑張って東に入ったのに

 他の中学から来たお前目当ての連中も怒ってたぜ!

 これじゃ、広松西に行った鬼厳が正解じゃねーか」


「だから謝ったじゃん。オレだって東に行きたかったよ

 ショック受けてるのはオレの方だよ!

 で、なんだよ?」

「そうそう!紬が凄いことになってるぜ」

「何?」


「中学の頃は、お前がいたから、みんな遠慮してたけど

 紬がフリーって噂が流れたから、初日からファンクラブが出来て

 そのファンクラブの中心が歴史研究会とアイドル研究会なんだけど」

「なんだ、ツムちゃんはアスリート好きだから、ほっといたらいいよ」


「ちげーよ!ほとんどがイケメン。超秀才。ムキムキマッチョで

 お前よりスペックが高いんだよ!いいのか?まだ好きなんだろ」

「っと言われても・・・今できることは無いし・・・

 怜ちゃんが応援するって言ってるけど、あてにできないし・・・」

 今は野球を頑張って振り向いてもらえる男になるしかないよ」


「え?学院に野球部ないじゃん」

「いや、オレ女子野球部の監督になったんだよ」


「え?嘘だろ!監督?お前が?」

「うん。怜ちゃんに頼まれたんだ

 津旅監督知ってるだろ、腰を悪くして現場指導が出来なくなって

 急遽、オレに回ってきた感じ」


「女子野球部の監督って、お前。大丈夫か?

 頼むから、親友が逮捕されるとかやめてくれよな

 下着泥棒とか痴漢とか盗撮とかセクハラとか」

「何の心配をしてんだよ(怒)」

やっぱりそーゆーイメージなのね~(藤ちゃん風)


「涼音と結衣、美玖もいるぜ」

「そっか、涼音ちゃんがいるなら大丈夫だな。安心した」

「なんでだよ!」

【まだ、気付いてないのかよ!】


☆彡 時を同じくして家がお隣さんの紬と涼音ちゃんが

  窓越しに会話してるで~ ☆彡

「ねえ、スズ。今日、葵と二人で帰ってただろ」

「うん・・・見てたの?声を掛けてくれればいいのに」


「できねーよ。別れたっばっかだよ」

【あんな雰囲気を見せられたら声なんて掛けれないよ】


「怜ちゃんから聞いたけど、葵が女子野球部の監督になったんだって?」

「うん」


「嬉しい?」

「うん。葵の野球は私たちがやりたかった野球だから」

【そういう意味で聞いてるんじゃないよ・・・】


「ねえ、スズ。わたし、葵ともう一度、

 付き合ってやろうかな~って思ってんだ」

「・・・」


「葵も同じことを言ってた」


「ツム~お風呂入りなさ~い」

「は~い!」


「ごめん!風呂入ってくる。スズまたな」【今度こそ、負けない】

「うん・・・」【今度こそ、負けたくない】

あれ?二人とも負けてる?


☆彡 翌日、いよいよ女子野球部の本格始動の朝やで~ ☆彡

葵「ごきげんよう」

1年C組 「ごきげんよう」「ごきげんよう」「ごきげんよう」「ごきげんよう」

慣れるの早いな~葵ちゃん


「お、葵ちゃん!ごきげんよう」

「スズに『ごきげんよう』は似合わね~な~」


「何か言ったかい?葵ちゃん」

「いえ、申し上げておりません」

「よろしい」


「は~ぁ、早速、授業かよ。だるいな~」

「何言ってんの、1時間目は倫子先生のコミュニケーション英語だぜ」

目がシャキーン!

【倫子先生♡期待しか無い♡】


「は~い、みなさん。ごきげんよう

 今日から早速、授業が始まります。よろしくて

 高校の英語は中学校とは違いますから、

 しっかりとお勉強をしてくださいね」


【あれ?ちゃんと先生してる?服装も期待外れ】

何を期待してる葵?学校やで~


【何があった?】


☆彡 またまた時間戻しなのだ ☆彡

昨日、生徒が帰った後、校長室で倫子先生が諭されてるで~


「倫子先生。確かに服装の件は認めていますが、倫子先生のミッションは

 あくまでも藤ちゃんと葵ちゃん対策だから、女子野球部以外での

 露出は控えてくださる」

「申し訳ございません。調子に乗ってしまいました」

【怜校長にだけは言われたくありませんわ。胸元あいていますわよ】


「私は、大きくてどーしても開いちゃうけどね~」【私の方が巨〇よ】

「大きい女性は大変ですよね~」【私の方が〇乳よ】


怜校長 ⇨!よ乳〇が方の私⇨ バチバチ ⇦私の方が巨〇よ!⇦ 倫子先生

教育者が何やってんだか。。。倫子先生のピチピチ判定勝ち!


☆彡 はい。授業に戻るで~ ☆彡

【あれ?オレ英語の教科書忘れた?マジで無い】

隣席のスズを横目で見ながら

【スズだけには借りを作りたくねー】


と、その時!ドン!っと葵の机に涼音ちゃんの机が横付けされたで~

「『きゅんきゅんパフェ』プラス二分の一な!計2と二分の一」

「はい」

【小遣いが減る(泣)ってか、二分の一?】


「じゃあ、5ページを開けていただけるかしら

 好きなものを表現するときは、例えばお寿司が好きなら

 I love sushi. と表現します。よろしくて」

【高校なのに簡単すぎないか?】


教科書を見るため、必然的に距離が近くなる葵と涼音ちゃんなのだ

【スズ。ちか(near)!】

【いかん、昨日のバックハグの余韻が蘇ってくる♡】

【いい匂い♡】

【う~♡】


「では、誰か好きなものを英語で表現してください

 じゃあ、葵君よろしくて」


【あぁ~えぇ~匂いぃ~♡】口を開けてボー

涼音「葵!お前だぞ!」


「え?あ、はい!」

「I love ()()()!」


葵「え?」

一同「え?」


【やってもた(汗)】


一人だけ、真っ赤になって下を向く涼音ちゃんであった

【葵のやつー(怒)】頭から蒸気が出てるで~


佐々木【二人、何かあった?】


倫子「はい、よくできました。

   好きなものを表現するときはloveという動詞を使ってくださいね」

一同【スルーした!】


倫子「あれ?みなさん何かありました?」

一同【()()()程度では反応しないようですわ】


真っ赤な涼音ちゃん

【やっぱり、昨日やりすぎたー恥ずかしい。帰りたい!】

その後、葵が()()()をしても涼音ちゃんは反応できず、

大人しい涼音ちゃんであった。 チーン


そして、昼休みなのだ!

お弁当を食べるメンバー♪はっぴょーう~♪


男子:葵

女子:涼音ちゃん、琴っち、ナミ、佐々木マネージャー

計5人


~葵を軸にした関係図~

涼音ちゃん=幼馴染&女子野球部 部員(中学は別) 葵♡♡♡♡♡

琴っち、ナミ=中学三年時に葵、紬のクラスメイト 葵に興味なし

佐々木マネージャー=女子野球部マネージャー(小中別) 葵♡♡♡


涼音【恥ずかしくて、葵の顔が見れないよ(>_<)】

一方の葵は「なんのこと~」っとあっけらかん


涼音ちゃんの頭の中やで~

[朝まで]

葵・葵・葵・葵・葵・葵・葵・葵・葵・葵・葵・葵・葵・葵30%

野球・野球・野球・野球・野球・野球・野球・野球・野球30%

スイーツ・スイーツ・スイーツ15%

お洒落・お洒落・お洒落10%

葵と()()()・葵と()()()10% ←気持ちをなんとか切り替えていた!

お金・お金5%


[今now]

葵とむぎゅ・葵とむぎゅ・葵とむぎゅ・葵とむぎゅ・葵とむぎゅ

葵とむぎゅ・葵とむぎゅ・葵とむぎゅ・葵とむぎゅ・葵とむぎゅ

葵とむぎゅ・葵とむぎゅ・葵とむぎゅ・葵とむぎゅ・葵とむぎゅ 計99%

野球・お洒落・スイーツ・お金 計1%


葵「スズ。タコさんウインナーと卵焼きくれよ」っと勝手に盗る

涼音「うん・・・」

いつもなら『テメェーしばくぞぉー』だけどね~


琴っち「あれ~スズちゃんと葵って、付き合ってるの?幼馴染だったよね」

葵「断じて、ない!」【ツムちゃん元サヤ計画実行中!】

涼音ちゃんも真っ赤になって「ないよ!」


琴っち・ナミ

「えぇ~怪しいな~昨日、二人で帰ってるって噂になってたよ~」

涼音ファンの女子たちが見ていたのだ!葵ファンではない。残念↓

佐々木「マネージャーとしては、それは無いかなぁ~」

   【葵ちゃんは私のものよ】


琴っち・ナミ「結構、お似合いだと思うけどな~」

涼音「だって、私は葵の元カノ(紬)の親友だよ。ないよ」

琴っち・ナミ「そっか、紬の。確かにね」


バレなくてよかったね~涼音ちゃん。

当作品はフィクションです

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