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あそぼ
ぼくは自分を知るようにした
なにかがあることに違いはないから
君さ、不気味だよ?
うん…そうだよね…
名前は黒、弱い魂だ
そいつはずっと嫌われたくないと黙り込んでる子だった。
「ねぇ?嫌われたくないよね?しんどい思いしたくないよね?じゃあさ、一緒に遊んでよ、君だったら楽しめれる」
彼はシーソーが好きみたい
いつも遊具ではシーソーに乗って笑ってた
その彼の純粋さに共感した。
黒はきっと、誰かの影になるのが得意な子だ
不気味だけど、ただ不器用なだけか
だけど、彼はシーソー以外どこにも行かなかった。
ただ、そこに留まりながらあの黒がずっと笑っていた