音楽家へ!!
見習いになってから、雑用ばかりなので、宮廷で演奏することない。なので、ツァハウの鍵盤楽器の演奏を観察する。美しく鍵盤楽器を演奏するのは、当たり前で即興の展開や名手として腕をよく魅せるにはどうするかを考えながら、筆写譜で他作曲家はどうするか譜読みをする。
ツァハウから教則本を借りるようになる。帝国自由都市のひとつであるリューベックで活躍する、ブクステフーデの本や神聖ローマ帝国内で有名な教会がある都市のライプチヒで教会のカントルであるクーナウの本。
また、フランス・ブルボン朝で鍵盤演奏家の大家としてまた、欧州で著名な作曲家である、クープランの本。対位法の大家であるフックスの本を目を皿にして勉強していた。また、ツァハウから、通奏低音と作曲を教授される時に本で勉強した内容をぶつけるのである。
ヘンデルは家に帰宅したら、自室でひたすら、音楽、音楽と時間を注ぎ込む。
ある日のアンハルト=ザクセン宮廷での出来事。「ツァハウよ、ヘンデルはどんな感じだ」侯爵が質問する。
「よく、勉強して学んでいます。通奏低音も上手くこなせます。まだ、オルガンは演奏させませんね。まだ、任せません」「侯爵は、宮廷デビューをさせたいことがよく分かります。通奏低音なら任せられます」とツァハウは答えた。
「バレてるな。ヘンデルは才覚は十分だし彼は華がある」「よろしく頼む」と答えた。
その後、ツァハウがゲオルグを呼び出し、「ヘンデル君、今度の宮廷の音楽会に出てもらう」「周りは高貴な人が殆どだから粗相の無いように。また、他の宮廷楽士と仲良くね。彼らに話しておくから。宮廷でリハーサルをしておくように」
ヘンデルは宮廷でトリオ・ソナタのリハーサルを始ることになる。また、ツァハウ以外の楽士と初めて関わりことになるのであった。