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ソードパペット

ずっとずっと探して、

ずっとずっと歩いてきた。

私の出来ることを、

そのまま、ずっとずっと。







ある日店に、怪文書が届いた。

『明日午後9時、

呪い刀をいただきに参上する』


「こういうの、はやってるのかなぁ」

リリは、笑った。


「まあ、休店の火曜日を指定するあたり、

良心的なのかも」

アイは、うなづいて言った。


「呪い刀?

何のことですかね」

シロはリリを見た。


「そうだね、見せてあげようか?

て言うか、見たい?」


「見たいです。

こないだの刀泥棒さんと同じ話なんですか?」


「そうか、じゃあ、見せてあげようか。

君もアイと結構仲良くなったし」


「アイさんが関係するんですか?」

シロはアイを見た。


リリはアイに近付く。

「そう、アイ。ちょっといいかい?」


「ここで?」

アイは顔を赤くした。

リリはアイに近付き、アイは少し後ろに引いた。


もう一歩、近付いて、


後ろにあったソファーに、追い詰められるようにアイが座る。


リリは更に近付く。


「え?」

その反応にシロは少したじろぐ。


リリは、アイの服をめっくって、お腹に手を当てた。


シロは叫ぶ。

「にゃ?!なにを!?」


リリが手を引くと、刀を握っていた。


ソファーには等身大の人形。


「これが、手紙の言う『呪い刀』だろう」

リリは人形の腰から鞘と帯を取り、自分の腰に着け、刀を差した。


「この刀が、アイなんだ」

リリが、微笑む。


「びっくりしました」


「そうでしょう、そうでしょう」

リリが満足げに笑う。


「昼間からなにが始まるのかと」


「そっちか」

「だから、人前で取り出されるのは嫌なんだよ」

リリの口から口調の違う言葉が続けて出る。


「あれ? もしかしてアイさんも話せるんですか?」


「『私の体を操って』ならね」

リリがシロに近付いて、あたまをなでた。

「ほんと、シロは可愛い。

今の見て、怖くないの?」

「おいやめろ、私の体でそんな格好つけんな」


シロは笑った。

「なんか、面白いです」


「何が面白いだ?」

リリはシロの頬をちょっとつねる。


シロはつねられた頬をさする。

「あっ、今のリリさんですね。

照れ隠しですか?

格好良かったですよ!

ぶふっ」


リリはシロの両頬をつねる。

「なんだ今の『ぶふっ』って。思い出し笑いか」

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