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とがったワルいひと

ランがアイと素振りをしながら、言った。

「子供って、ちょっとワルい人にあこがれたりする子も居るじゃないですか。


 本当は、ワルいから格好好いわけじゃなくて、懐が広いから格好好いんですよ、ね。きっと。

 自分の好き嫌いをはっきり言えるから。自分を大切にできるから、いろんなことをおおらかに受け止めることが出来て度量があるから、格好好いのに。

 でも、勘違いして。悪いことすればかっこいいと思って。悪いことすることだけ真似て。もしくは、神経質に些細なことを攻め立てて否定したりして。痛いやつになっちゃう」


アイは笑う。

「『痛いやつ』か」


ランも笑う。

「私も痛いやつだったんです」


アイは素振りを止めて、ランを見て言った。

「いいじゃん。別に。痛いやつでも。

 子供のことだ。可愛いもんさ。

 ランも、可愛いもんだったんだと思うよ」


ランが苦笑い。

「そう、ですかね」


リリが店の裏口から中庭に出て、

水を、ランとアイに渡した。

「『とがってないと売れない』なんて勘違いして、失敗することあるよね。

 『とがってること』を許容できる懐の広さが必要なんだと思うよ。

 うちの店もそうありたい」


シロがリリの後ろからついてきて言う。

「何かとがったことやってみますか?」


リリが笑う。

「この前のイベントへの出店も、私としては『とがったこと』だったんだけどね。

 

 ……今度ライブイベントでもやってみようか?」

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