表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/38

みんなで作った何かのほうが素晴らしいですか?

「どっちでもいいんじゃない?

 だって、どのみち本当の意味で君は一人で立ってなどいない。

 好きなほうを選べばいいよ。

 仲間がいると心強いし、楽しい時もあると思うけどね。

 苦しい時もあると思うけどね。

 ピアノソロと重奏。

 オーケストラとソロ。

 バンドとシンガーソングライター。

 好きなほう選べばいいんじゃない?

 どっちも素敵だと思う。

 『ルート3分の1』と『3分のルート3』が、違った意味合いではあっても、違った形はであっても、ともにに美しいように。

 私はピアノソロを聴くのも大好きだし、

 重奏を聴くのも大好きだし、

 オーケストラを聴くのも、バンドのライブも、シンガーソングライターのライブも大好きだよ。

 好きにすればいいよ」


ビールを飲み干す。

「愚痴っちゃてごめんね」


次のビールを注いで、カウンターに置く。

「いいさ。あなたの音楽が私は好きだから。

 いつかこのお店でも弾いてよ」


ひとくち、口をつけてから話す。

「このお店の仲間はどうやって探したの?」


笑う。

「仲間を見つけるためのアドバイス?

 『君の苦手なところ』や、『君がやるのが嫌なこと』を任せられる人と組むといいとは思うよ。

 お仕事ってそうでしょ?

 このウミネコ麦酒房だって、私一人で出来てはいない。

 私がお店を開いたときにね、教えてもらったことなんだけど。

 『自分がやって苦痛なことを書き出せ。それが求人票だ』って。

 面白いもんでね、『私が苦痛なこと』が『得意で好きな人』って、結構いるんだよ。

 世界って、社会って、本当はそうやって、誰かと誰かの好きなことが、組み合わさって、回っていくんだと思うよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ