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労い

作者: 下月 晃

「先日はお疲れ様でした。大変見事なお働きぶりで感心いたしました。」


「いえいえ、こちらこそお疲れ様でした。何を仰いますか、彼らと私らなんかはただ選別して送り届けるだけですから。実行されるのはいつもあなたじゃないですか、いつもながら手際が素晴らしいですな。」


「いやいやお二方に比べれば私らなんか…ただただ、刈り取ればいいだけですので。」


「いやしかし、随分さっぱりとしましたね。さっぱりと言えば聞こえが良いですが、これでは殺風景と呼ぶのが相応しいでしょうね。」


「そうですね。こうもあっさりとまっさらな土地になるのですね。」


「それにしても凄い光景でしたね。」


そう話し、今や焼け野原となった地球を眺めながら天使と悪魔と死神達はそれぞれを労いまた、今や命ある生物がいなくなったこの地で今後どうして行こうか悲観に暮れるのだった。

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