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未確認外宇宙生命体-アウスヴィシリーズ-

モンスターテイマーは、ヒーローの夢を見るか

パシフィックリムのpixiv事典を見てて思いつきました。

市街地にて跋扈する巨大なメカは旧時代の特撮に登場する、スーパーロボットのようであった。肩に担いで一対のキャノン砲、そして両手の指は銃口となっていて“彼ら”の主な武器たる、五本指機関銃フィンガーズ・マシンガンが内蔵されている。

巨大なメカ―――――――現地住民駆除用機械巨人、通称・“スティール・ジョー”。この“種族”が所有する、主要の対陸戦専用機械兵器である。対峙する生命体はヒトのような姿をしており、何も身に着けていない。巨大な柱にくくりつけられた、その生命体は頭部に残った髪が生命体の目から消えた“光”も含め、確かに“イキモノ”だと示してくれる。辺りの時刻は午後八時半を指している。すっかり、住宅には電気が灯っていて、その一つ一つは“スティール・ジョー”の大きさと比べてみれば、蟻の巣も同然である。“スティール・ジョー”が銃口を民家に向けると、そこからオレンジ色の光線が噴出された。害虫駆除用スプレーをかけるように、“スティール・ジョー”は回転しながら、光線を噴出する。光線がかけられた住宅地は一気に液状化し、自らの身体が溶けていく恐怖に住民があげる断末魔や叫び声は“スティール・ジョー”のコックピットにいるパイロット、ヲルガ=ヴァレイアには届かない。


「フハハハハ!俺の“スティール・ジョー”の拳撃は相変わらずの威力のようだなぁ!?」


地球を新たなる種族の植民地にしようと侵攻してきた、ヴァレオン星の尖兵・ヴァレイアは喜びを感じていた。


太陽系四番目惑星・地球。


この広大な宇宙に存在する星々の中で最も美しい星の一つとされ、広大な宇宙に存在する種族は地球を憧れとしており、中には地球を侵略しようと考える者や、地球の現地住民の『ホモ・サピエンス』にDNAに含まれた未だに未知の細胞を目当てに地球人を誘拐する者もいる。

彼らの共通点は一貫して一つだけ。

「地球」への興味だった。

現地住民の『ホモ・サピエンス』をはじめとする現地生命体の進化には各惑星のトップが興味を持つものであり、ヲルガの母星のヴァレオン星もまた地球に興味を示した種族の一つである。各穏便派は地球と条約を結び、『急な訪問をせず、あらかじめ連絡を入れる』、『むやみやたらに干渉しない』をはじめとする内容だったが、過激派の彼らは条約を結ばなかった。

通称・“アース条約”と呼ばれる、この条約は二十一世紀末、宇宙人の存在に気づき、彼らと地球における人類史上“初”の宇宙人との対話を行なった、かつては“イギリス”と呼ばれた国の国防大臣のアルフォンス・ハワードが公の前に姿を現した人類に限りなく容姿が近い種族で獣に近い特徴を持った亜人のタルベン星人を初めとする者たちと結んだものだ。

これらは宇宙で最も美しい惑星のひとつとされる、地球の環境や現地住民を護る為に、という名目で温厚なことでも宇宙に知られているタルベン星人が考案したものだ。


「地球の現地生命体は、こんなものかァ!?全ッ然、手応えがないじゃねェか!」


反応を見せない、オレンジ色の髪をした巨大生命体を“スティール・ジョー”は両拳で磔にしたソレをサンドバックのようにして殴り続ける。

西暦は二一〇〇年、地球に飛来した巨大隕石。

世界各国が核兵器を使用せずとも大量殺戮を可能とした兵器を某国が作成したのを機に、世界各国が核兵器を捨てる条約に調印した。

核兵器でなくとも、大量殺戮を可能とした兵器はかつてはテレビの筐体の世界でしか考えられなかった二足歩行のロボット兵器であった。

それは、“ブラスター”と呼ばれた。

最初にアメリカが開発に成功し、やがて、それは“ユナイテッド・スーパー”と名付けられて世界中がロボット開発に勤しむようになる。当初は二人乗りでないと安定感を保てなかったが、開発を進めてゆくうちに量産型の“シールド・マウス”が生まれ、やがて自動操縦タイプの“オート・ストレンジャー”が作り出されるようになる。その絶対的な防御力を持つ装甲は核兵器すらも跳ね返し、独自の空間を形成する特殊技能は“フィールド”と呼ばれ、“フィールド”内では“ユナイテッド・スーパー”を初めとする“ブラスター”シリーズでなければ、活動できず、その他一切のものは活動を停止する。核兵器にすら有効な“フィールド”はたちまち、核兵器をただの産業廃棄物へと変えた。

その強力さから、核兵器は消えたものの、各国が“ブラスター”を三機ずつしか持てなくなったのである。

これは、各国が互いを牽制する為に結んだ、ロンドン巨大二足歩行兵器関連条約で決定された事項であり、戦争は“ブラスター”の存在でなくなったものの、各国は自分の国の“ブラスター”に仕込んだ兵器の秘密を国家機密とし、各国には必ずスパイが送り込まれるようになった。

他国の“ブラスター”の必殺兵器、“個別仕様(パーソナル・スキル)”の設計図を手に入れるために。


しかし、そんな水面下の争いは巨大隕石の存在によって終焉を迎えることとなる。


NASAが観測した、巨大隕石。

通称・『レッドホーク』と呼ばれた隕石の直径は地球の二倍の大きさであり、衝突すれば地球に最悪の被害をもたらすものだった。

巨大隕石を破壊できるのは、“ブラスター”のみ。

あらゆる空間での活動を可能とするのを目的とした、“ブラスター”の特有スキルたる“フィールド”。

“フィールド”を展開したならば、例えば宇宙空間だろうと進出し、隕石を破壊できると分かった。

全世界最高にして最強の“ブラスター”乗りのパイロットが宇宙へと進撃し、『レッドホーク』を迎え撃つ。


「打ち落とせェッ!」


誰かが、確かにそんな事を言った。

誰が言ったのか確信はつかないが、その号令に“ブラスター”のパイロット達は動かずにはいられなかった。

互いに敵対しているのを忘れ、ただ故郷にいる家族や恋人を護る為に自動操縦タイプの“オート・ストレンジャー”や“シールド・マウス”でもなく、旧型の“ブラスター”、“ユナイテッド・スーパー”をはじめとする改良型が迎え撃った。

善戦はしたものの、完全には『レッドホーク』は破壊できず、わずかな欠片にもかかわらず、世界最強の“ブラスター”は全滅した。

かつて、“ナンキョク”と呼ばれた土地に飛来した隕石の欠片は、最初は南半球に影響を及ぼし、やがて影響の波は北半球へと広がるようになったのだ。


影響とはすなわち、()()()


前時代において、『超能力』、『怪獣』、『巨大二足歩行兵器』、『ヒーロー』は空想の産物とされた。

このうち、『巨大二足歩行兵器』は実現したが、他の者までは人類の進んだ科学を持ってしても、実現し得なかったのだ。

それも、『レッドホーク』の欠片が落ちるまでは。

隕石の影響により、環境はがらりと変化する。南極や北極は草木の生えた土地へと変わり、サハラ砂漠に緑が戻った。

かつては砂漠であった場所が緑に覆われるのは非常に好ましいが、環境が変わったことで人類もまた変化したのだ。

変化が発覚したのは、西暦二一二五年。


***


「おい、何してんだよ?」


「あ”あ”?」


ヲルガは“スティール・ジョー”を声のした方向へと向ける。

コックピットでメインカメラで焦点を合わせると、オレンジ色の髪をした巨大生命体の足元には地球の現地生命体の一つ、『ホモ・サピエンス』がいる。

ヲルガらヴァレオン星人は、人類史上の歴史の中で最も遅く能力に覚醒した彼らを獣と変わりない、という所を侮蔑を込めて『サル』と呼ぶ。

獣と変わりない種族が、この惑星の大したことない『雑魚』を磔にしてサンドバックにし、破壊活動に及んでいる中、ソレを中断させられてはたまったものではない。ゆえに、ヲルガはサルを駆除してしまおう、と考えた。

だから、踏み潰した。

人が虫を潰すのに何とも思わない人種がいるように、ヲルガらヴァレオン星人は宇宙で自分たちの種族が至高、と考えている。そんなヴァレオン星人にとって、他の生命体は取るに足らない羽虫でしかない。

だから、踏み潰した。


「・・・このホシの奴らは大したことねェなァ?汚らしいサル共は弱いしよ、サンドバック代わりの現地調達した巨大生命体?これも全然歯ごたえがありゃしない。」


コックピットにおいて、操縦桿を握る手を一度離し、亜人の特徴の尖った耳と紫色の肌、そして夕暮れのような短い赤髪(せきはつ)が特徴的な青年軍人、ヲルガは呟く。

一通りの破壊活動を終えれば、まずは母星に連絡し、まずは破壊活動を行なった地域を報告して、それから本格的に地球を侵略しようと考えた。

宇宙憲法を完全に何百個もの数を破り、いや千切って千切って細かく千切っているようなものだが、何処の惑星とも同盟を結ばない(植民地にしている惑星を除く)彼らにとっては無問題である。


***


かつては『空想の産物』とされた、超能力の存在が明らかにされたのだ。

超能力を研究する第一人者の一方(ひとかた)エイジがそれを大々的に発表し、やがて生まれついて能力を持って生まれた子供が能力を持たない大人を数で超えてしまったのだ。

何世代も何世代も、超能力を持った子供達が成長し、子供を産んでいくことによって、地球からは超能力を持たない人間は『いなくなってしまった』。

超能力者として生まれた、学者たちは自らの能力について興味を抱き、やがて超能力について研究することとなる。

その結果、彼らは一つの結論に辿り着いた。

『レッドホーク』の欠片によって、地球の環境が大幅に変化を起こし、自然界に突然変異した所謂『怪獣』と呼ばれる生き物が生まれ、自分たち人間が能力を持って生まれてくることは全て繋がっているのだと。


***


ヲルガは“スティール・ジョー”の足を踏み潰した『ホモ・サピエンス』から退ける。汚らしい生命体で所詮は彼らはサルでしかない。汚らしい野蛮人たるサルを踏み潰したせいで、所属する軍の母艦に帰った時にメンテナンスでどやされるのは馬鹿馬鹿しいものだ。

“スティール・ジョー”の両手の指の銃口となっている箇所からオレンジ色の光線を噴出し、光線を握り締めるようにしてこぶしを作る。


「ほぉぉぉぉワタタタタタタタタタタタタタ、タアッ!」


掛け声と共に勢い良く、磔にした肉のサンドバックに連打を込め、ラッシュを放つ。光速を超えたラッシュはラッシュ時はその場から離れることが出来ないものの、拘束した上に肉のサンドバックでしかない物体には何も出来ないだろう。どうせ、これはストレス解消の道具でしかない。破壊活動が上手く行かなかった時にストレス解消として殴りつけていることから、すっかり形を残さなくなってしまっている。初見の邂逅の際では、“スティール・ジョー”と互角のパワーを見せてくれたというのに。


「つまんねえなァ・・・。そして、弱ェなァ・・・。」


ヲルガはコックピットで溜息をついた。あの必殺のラッシュを喰らえば、たとえ巨大生命体だろうとただではすまないだろう。いや、今はすっかり肉人形となってしまっている。拘束され、それに貼り付けもした上での必殺のラッシュ。放つときにはその場から動けないものの、光速を超越したスピードと“スティール・ジョー”の圧倒的なパワーは“テキュー”の大地を砕くには十分なものだ。

ヲルガ・ヴァレイアはヴァレオン星のヴァレオン帝国軍に「歯応えのある強い現地生命体を徹底的なまでに一族の技術の粋を集めた兵器で叩きのめし、その惑星を植民地とする」ために入隊した。出世欲もなく、ただ強者を叩きのめす為に。その相手がその惑星の守護神のように崇められている存在ならば、なおさら完璧だ。縋る要素をなくした現地住民の人間は、絶望することだろう。事実、それをヲルガは二十五の惑星で繰り返し、その功績を入隊してすぐの新兵とは思えないことから、ヲルガは新兵でありながらもエースとして一番槍を任されている。力任せで、原始的な思考思想。ヲルガに反対する者は確かにいたが、出世欲も持たず、破壊活動を行ないながらも、確かに母星に利益をもたらすヲルガを気に入った上層部はヲルガ反対派を暗殺してくれた。

おかげで、さらにやりやすくなってきている。


「ちゃっちゃと、母艦に連絡するか・・・。」


“スティール・ジョー”をヲルガが背を向けさせ、母艦の“スターライト・ブレイカー”に連絡用の無線を送る。

ヲルガは未だに気づいていない。踏み潰したはずの現地住民、自分達がサルと呼ぶ住民の身体が確かに再生(、、)するのと同時、オレンジ色の髪をした巨大生命体として、肉のサンドバックが()()()いることを。


『はい、こちらはヴァレオン帝国直属艦隊第一部隊母艦・“スターライト・ブレイカー”です。お名前と使用機体を提示して下さい。』


無線を送信するのが成功したのか、母艦のオペレーターと繋がった。感情の篭っていない、オペレーターだが、これはいかなる状況でも冷静に対処せよ、という軍の規則であって、オペレーターがまず最初に課される鍛錬である。


「機体名は現地住民駆除用機械巨人"スティール・ジョー"、パイロットのヲルガ・ヴァレイア。太陽系四番目惑星、地球の現地住民の一通りの駆除を終えた。母艦からの援軍をお願いしたい。」


『了承いたしました。座標を確認・・・!?後方より、敵対反応確認!この反応は、現地住民ですっ!』


オペレーターの索敵の通り、"スティール・ジョー"の索敵機能も反応を捉えた。この反応は…。


「オ、お前はッ!?さっき、俺が"スティール・ジョー"で踏み潰したはず!?」


反応のする方へと"スティール・ジョー"を振り向かせると、血塗れになりながら、それでも確かに原型として、まるで巻き戻されたかのように再生している。背後に従えるは、オレンジ色の髪をした巨大な生命体。

"スティール・ジョー"に捕らえられ、サンドバックにされていたのが嘘のように目には光が戻り、全身には模様が浮かび上がっている。

踏み潰されたことによって、すっかりボロボロになった上着と"スティール・ジョー"のメインカメラの焦点を合わさずしても分かる派手な紫色のシャツ。

顔に引っ掛けられたような、赤いフレームのスクエアタイプの伊達眼鏡はレンズはすっかりヒビ割れていて、頬には多少の裂傷がある。


「フハハハーッ!ドッキリ成功、最高、装甲、ケンコーホーシ!オイコラ、えーりあん!俺ちゃんを踏み潰せたと思った?残念!俺ちゃんは不死身だったんだぜ〜ッ!?ふへへへ!ザマミロ、えーりあん!俺ちゃんらをサル呼ばわりとはいい度胸、発狂!宇宙最高の至高部族(笑)」


メインカメラからライブでコックピットに向かって放送される、現地住民(サル)からの挑発。取るに足らないものとわかっていても、怒りは抑えられない。誇り高き種、ヴァレオン星の種として種族を侮辱された怒りがヲルガを包み込む。


「どんな仕組みで復活したか知らんが、もう一度、潰してからサンプルにしてくれるっ!」


"スティール・ジョー"が手を開き、腕を勢い良く伸ばす。変形機構は備わっていないが、光速を超越したスピードによるラッシュの他に備えられた、もう一つの必殺の武器。ヴァレオン星の最新鋭の武器にして、二足歩行兵器に備え付けられた、ヲルガだけのオリジナル・マシンに備えられたもの。


「起きろ!モンスター・ナンバーズ、04!『燃焼巨人(スルト)』!」


伊達眼鏡を引っ掛けた少年が握りこぶしをかざすと、オレンジ色の髪をした巨大生命体は両手を広げ、大空へと向かって咆哮を上げる。束縛から解放された、北欧神話に登場する炎の巨人で破壊の杖『レーヴァテイン』を持つとされる名を持った生命体、スルトは身体中に炎を纏う。


「ば、バカな!?身体が燃えている生命体だと!?ヴァレオン星の生命体にはいないぞ!?」


コックピットから感じ取った、パイロットの焦り。それに満足したように『怪獣を統べる者』は高らかに名を呼ぶ。


「燃やし尽くせ、スルト!」



地球に生存する生命体は、銀河に存在する、どの生命体よりも劣っているとされる。ネアンデルタール人からクロマニヨン人への過程の謎、なぜ、地球に生命が生まれたのか?などと言った謎は未だに残る。

地球と同盟を結んだ、他の惑星の生命体よりも確かに、地球人は劣っているかもしれない。


だからこそ、地球人は、



「火炎を纏って、体当たり!火車・ローリング!」


『怪獣を統べる者』の右手を突き出し、広げる動作によって、スルトは火炎を口から吹き出して段々と身体中を覆って行く。ここまできて、現地住民を殺戮しきれていなかった、となっては、ヲルガの名誉にも関わってくる。現に、今から艦隊がやってくるのだ。


《EMPTY!EMPTY!EMPTY!》


「くっ、ここまで来てエネルギー切れだと!?」


ヲルガは焦りを隠せない。早く、あれを倒さねば、艦隊が来てしまう。炎を纏ったスルトが燃え上がる球体となり、"スティール・ジョー"を掴む。無線を発信する、発信機の役割を果たすアンテナとメインカメラが破損したのがわかった。何千枚もの強固な宇宙金属によって構成された、この装甲を簡単に破れはしないのだから。敗れは、しなかったのだから。


「艦隊との共鳴反応が消えた!?くそっ、ここまできて死ねねえよ!たすけて、たすげでぐれよおっ!」


侵略者の叫び虚しく、炎の魔獣はオーバーテクノロジーの塊たる無慈悲な巨人を掴んだまま、自らの回転に巻き込んでゆく。徐々に装甲が破損してゆき、しまいには骨組みだけとなってコックピットが露わになった。

自らが受けた屈辱を晴らすべく、炎の魔獣は回転の勢い崩さずに大空へと飛び出し、まさにサル同然となった全裸のままでコックピットで頭を抱えている、パイロットを引っ掛けた骨格をまた離して大気圏へと消えていく…。


「やー、今日も痛かったなー。俺ちゃん、不死身だけど。」


星になった侵略者を手で望遠鏡を作り、見えなくなったのにもかかわらず、空を見上げていた。

『怪獣を統べる者』、円城零士。

彼もまた、『レッドホーク』によって超能力、『回復体質』に目覚めた能力者であり、



『ヲルガ飛行士の反応が消えた?まぁ、いいとしましょう。あの方は、あまり行いが良くないですし。』


一人のパイロットが謎の消息不明となっても、『使えないものは切り捨てる』精神のヴァレオン星の軍隊の教訓から特に気にされなかった。



『ヒーロー』と『悪』。

この構図が実体化した、この遠い未来にて。

円城零士は『怪獣を統べる者』として、超能力者として。どのように物語を紡ぐのか。

感想・意見がありましたら、よろしくお願い申し上げます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「ブラスター」や「世界観」についての説明が面白そうな感じ [気になる点] 「起きろ!モンスター・ナンバーズ、04!『燃焼巨人(スルト)』!」 遊戯王ゼアルでモンスターを召喚する時の台詞にあ…
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