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祈るということ  作者: 吾井 植緒
神殿編
2/47

神様というもの

あらすじを頑張りすぎたので、一旦忘れてお読みください。



皆はわたしをミコ様と呼ぶ


ミコ、というのはわたしの名前ではない。

職業である。

業務内容は『毎朝神に祈る事』

誰にも出来る業務で特別な結果を出す、特殊なお仕事である。


ミコとは、巫女とか、神子とかがあてはまるのかもしれないが正直どっちなんだか分からない。

なぜならここは異世界だからである。

言葉の違うこの世界でも神様のお陰でわたしの耳には日本語でミコと聞える。

わたしは発音だけで漢字変換できるほどの知能は無いし、正直意味とかどうでもいい。

本名を名乗る気もなく、面倒なのでそのままミコと呼ばせる事にしたわたしは

カタカナだと名前っぽくていいんじゃね?とか思っている。


わたしは神様にこの世界へ連れて来られた。


神様はこの世界を創ったりしたはいいが段々面倒になったそうだ。

そうしたら、曇天が続き、海は荒れ、地震が頻繁に起きて、変な生き物が人々を襲い始めた。

流石にマズイと思ったんだけど、なぜか神様は上手く干渉できなくなっていて。

わたしの世界の神様たちに相談したら

『昔は俺も生贄もらって、お告げで力を揮ってブイブイ言わせたもんだ』

とか言う神様がいたので

『生贄はいらないけど、お告げはいいかも』

となり、でも自分の世界の人間に話しかけたくないなぁと別の神様に相談したら

『最近、下界で召喚されて異世界に行くっていうジャンルが流行ってるよ』

とか言われて

『召喚か。なるほど、君に決めた!』

と勝手に決めてわたしを浚った。


実際神様たちとはもっと高尚かつ、長期的なやりとりがあったらしいが神様曰く大体あってる、らしい。


神様が気にいったのは

自己を嫌っているが、プライドが高いので卑屈に見えることはなく

他人が怖いが興味はあって、好かれたいけど面倒臭いとか思ってる

漠然と幸せになりたいと願うわたし。

なんかその満たされない感じがピン!と来たそうだ。


性格がアレなのが気に入ったから、異世界でミコになれ。

なんて言われても正直困る。

だが、わたしは突然現れた神様とやらに意見できる程無謀な人間ではない。

困っていると、わたしの得意技である『表情には出ないが、なんとなく嫌なんだろうなって空気』が発動したらしく

ミコっつても難しい事はさせないと保障する、お前はただ毎朝祈るだけでいいと言われた。

それでも渋ってると、むしろそういう所が気に入ったとなり

結局拒否っても連れ去ると言われた。

仕方ないのでわたしが消えたらペットが飢え死にすると訴えたら、ペットも連れていける事になった。


他にも要求したら叶えてもらえたかもって思ってたら、お前を満たすと意味がなくなると言われた。

わたしの心を読んだりしない神様であったが、タイミングはバッチリである。

意外と図々しく調子に乗る所もある、と更に嫌な性格分析が付け加えられてしまった。

お前は俺に似ていると言われても嬉しくない。


能力は神様だとしてもアレな性格だなんて不安になるではないか。


相変わらずタグをどうしたらいいのかと悩みます。


テンションや敬語が一定でない上に自分を語るのが好きじゃないミコ様なので容姿や年齢は中々でませんが、深く考えずに読んでいただければ幸いです。

神様はミコ様の心を読まない事で多少信頼を得たようです。

他人が怖いミコ様にとっては人間じゃないという点も大きいようですがw

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