表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
みんなで作った混沌  作者: SenIT is SH
5/32

『トランポリンでエベレスト』


子供のころ、無邪気に思い浮かべていた夢。成長するにつれそれは叶わないとあきらめた夢。「トランポリンでエベレストを越える」、俺はそれに挑戦する機会を得られた。


「トランポリン跳んででエベレストを超えることは難しいが、トランポリンで飛んでエベレストを超える事なら可能である!」役所の堅物どもに俺の夢を実現させる方法を語った。


まず、エベレストを超えるには、 エベレストの四倍の敷地面積のトランポリンがいる。 張力は関係ない。一番重要なのは気力だ。 俺は、長い旅路の中で、伸縮無限、弾性係数1以上の布を見つけていた。


弾性係数1以上。つまり布はどこからかエネルギーをもらってきて、それをプラスして返すということだ。このエネルギーが光からなのか熱なのか、はたまたそれ以外なのかは今はどうでもいい。


段数係数1の壁を越えればいい。そう気づいた時、俺の脳はこの世の心理を悟った。わかったぞ! やれる。俺ならやれる。これがエベレストトランポリン射出事件を引き起こすことになる。


時はきた。 大量のギャラリーの中、舞台は設定された。 目の前には高くそびえるエベレスト。 そしてそれの手前に、もう地平線の彼方までトランポリン。 この上で少しでも跳ねようもんなら 先は想像に難くない。


舞台は整った。御託はもういらない。あの頃の夢を目指しトランポリンの中央から大きく跳ね上がる。俺の体は上へ、上へ-。とうとう山頂すら眼下へまわり、青い空が視界いっぱいに広がった。


執筆: nu, ts, hideri

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ