『資本主義洪水』
ある日、この国の中央銀行にバナナが着弾し、輪転機が暴走を始めた。
紙幣は中央銀行のビルヂングを破壊し、首都を紙幣の洪水の中へ沈めた!
「ヒャッほーい、今夜は焼肉食い放題だぜ!」
焼肉ってなんだ!焼肉って資本主義か?資本主義かもしれないな!!!資本主義万歳!管理貨幣制度万歳!!金本位制はけしからん!バナナと焼肉で今日は記念日だ!この日は永遠に国の歴史に刻まれる!でも国残ってる?
この国にはバナナと焼肉の記念日が制定された。この国ほんとに大丈夫か?資本主義どこに行った?もうよくわからない。誰かこの国どうにかしてくれ。
俺は声高に叫んだ。
「そうだ、すべてファシストが悪いじゃないか!
溢れた水は排水しなければならない。
溢れた資本主義は排除されなくてはならないのである!」
「「「そうだ!」」」
「ならばどうする!」
貨幣制度が維持されたままであれば「洪水」が制御できないのは明白だ。
「紙幣なんてケツ拭き紙にでもしてしまえ!」
排泄量は想像以上にすさまじく、数日後にはすべての紙幣が下水へ流された。下水は溢れた。
執筆: ts, nnnnnnnnn, nu, クリアクリ〇ン