PRN流 文字を書くのと、寿司を握りたいは、だいたい一緒 ~今ひとたびの感謝を籠めて風~
こんにちはPRNです
これは主に私の上げている物語で得たものやそれらに対する感謝を綴ったものとなりますのでご容赦くださいますようお願い申し上げます
こうしてなろうに文字を書き連ねるのは4年も掲載させていただいた【そしオレ】の最終回以来となります
・・・・(ここから前置き
現在ノベルアップにて『そしオレ』の修正作業を行っております
ですので次回作となる『Breve new world』の執筆にとりかかれるのは膨大な数の350文字の修正が完了してからとなってしまいますことお詫び申し上げるため活動報告をしたためております
現在4年前のPRN自身の文章をブラッシュアップすることで文章簡略化や表現力の基礎を改めて鍛え直しております
そして『Breve new world』は物語、ではなく作品として昇華できるよう努めてまいります
『そしオレ』を楽しんでくださった方
あるいはこれから読むかもしれない、読まないけど『Breve new world』は読むかもしれない
そのような方々は、もう少々お待ちくださいませ
・・・・・(ここから本編
というのは前置きは置いておくとしましょう
ここでは私がふと唐突に寿司を握ってみたいな、と思った話を勝手に書いていきます
みなさんは寿司を握りたいと思ったことはございますでしょうか?
もしかしたらパンを作ったことがないけど作ってみたいなぁ、蕎麦を打ってみたいなぁ、などなど
そのような普段はやらないことを軽い気持ちで脳裏に巡らせたことはあると思います
それとほぼ同じ理由で私は寿司を握ってみたいなぁ思ったんです
寿司です
そう、酢飯にネタを乗せたアレです
とても長い修行期間が必要らしいです
それを唐突に自己流で
なんの知識もなく
手本すら見ずに
作ってみたいな、と思ったわけです
思い立ったが吉日
私はまず試しに寿司を見様見真似で握ってみました
そして不完全で未完成でみすぼらしい寿司であろうはずのない物体が生まれました
地の底に叩き伏せられるが如き壮絶な絶望を覚えました
そうです店に修行にいったわけでもない、酢飯を素手て触ったことすらない、料理すらままならぬ人間が寿司なんて文化的な食べ物を握れるはずがなかったんです
しかし私はお寿司が好きだったので1度の失敗ていどでへこたれませんでした
その日から毎日決まった時間に理想する数だけの寿司を握りつづけることを決めたのです
そしてつづけていくうちに膨大な量の寿司……の形をしたなにかが出来上がっていくわけです
ふと私はずらりと並んだ寿司を見てこう思いました
。○(このまま腐らせておくのももったいないなぁ……)
世は
2018年 02月06日 13時49分の少し前くらいだと思われます
その
2018年 02月06日 13時49分に私は決意しました
。○(そうだ。誰でも無料で食べられるところに置いておこう。もしかしたら誰かが食べてくれるかもしれない)
ということで私は
お寿司屋さんになろう
というサイトに寿司を陳列する作業を開始したのです
そろそろ自分がなにを読まされているのかが読めてきましたか?
ならもう少し読んでいってくださいな
私はくる日もくる日も飽きずに寿司を握ってはサイト、もとい寿司を置くあれにアップしつづけました
日によっては3人、4人、5人という少数の方々が無言でひょいぱくしてくださっておりました
もちろん勝手に握っているのですから食べてもらえるだけで充分に満たされていたのです
しかしとある日
「このお寿司美味しいからまた食べさせてよ」
という感涙に咽ぶほどありがたきお言葉を残してくださるお客様がいらっしゃいました
なおも私は飽きずに握りつづけます
握ることの喜びを肌身に実感しつつ毎日毎日握ります
シャリの量、柔らかさ、珍しさ、握っているとどんどん自分の作っている物がいったいなんなのかが明確になっていきました
「これ他の人がどう思うのかわからないけど美味しいよ。他の人にもおすすめしたいな」
声が聞こえてふと陳列された寿司を置くアレ台的なやつを見てみると人がちらほら集まってます
無感情で食べる人もいれば、こちらへエールを送って食べてくださる方もいました
しかし無感情の人だってたまに「・・悪くない」と言ってくださいます
言ってくださらなくてもいいんです。だって毎日足を運んでくださるのだから
2022年 01月12日 13時07分
そうやってほぼ4年の歳月が過ぎました
無責任にはじめたけれど、寿司を極めるつもりはなかったけれど
私はついに目標としていた寿司
い な り 寿 司 を 握り終えることが出来たのです
まさか油揚げを使うとは思いもよりません
あんなにシャリとネタを吟味して慎重に握っていたのにまさか甘じょっぱい油揚げを使うなんてずるいです
そんなこんなの紆余曲折ありまして遂に
『あの子は剣聖!! この子はエルフ!? そしてオレは操縦士-パイロット-!!!』
という練習作だから40秒で考えたクソダサいタイトルの350万文字にも及ぶほどの膨大な物語が世に放たれてしまったというわけです
最後のいなりの下りがよくわかりませんか?
ぼやっとオチをつけただけです
と言う感じではじまりのPV数は0~50人ほどでした
それでも私はその50人のために寿司ではなく物語を書きつづけました
その50人が読んでくださるのならば筆を折るという選択肢は1寸ほどもありませんでした
1寸=37.88cm
意外と長いですね
1回忘れてください
そして今日、約3年半ぶりほどにアクセス数を調べました
するとなんと累計で75万にも達してみなさまのお目に入っていたのです
あの原型すら留めぬ寿司ならざるモノを作りだしていたド素人如きが、です
嘘じゃないです本当です
それだけの方々が私の「あ、ちょっと上手くなってみようかな」にご一緒くださったのです
正直なところ私は1度もプロの料理人
もとい
作家になろうという考えはありませんでした
しかし今日はじめてそれだけ多くの方々に見て頂いたという証拠を目にしました
手が震えました
心が奮えました
飽くなき探究心という継続が本当に力なのだと知りました
作ろうと思っている作品への全力を注ぎ込もうと誓いました
ということで現在は最終修行を行っておりますが近々そう遠くないうちにまた手を変え品を変えた本当の物語ではない作品を皆様にご提供できたらと考えております
次回作
『 Breve new world ―蒼色症候群― 』
にてお会い致しましょう
お目汚し失礼いたしました
それではっ!