幻の薔薇 タカサイド 最終回
この作品は、全て妄想であり、創作です。
『タカ、この子、今日が始めてだから可愛いがってやって』
と行きつけのクラブ-会員制高級秘密クラブーのVIPルームで店長が新入りの子を僕に紹介してきた。20歳と言う触れ込みだったが本当は18歳。僕よりずっと年下だ。
こんな子供みたいな顔して、男の相手をする意味分かってるんだろうか?
そんな事をする相手を探しに来た僕が言うのもなんだが....
僕はその子が僕好みの綺麗な容姿だったのと、なんだか可哀想そうになって連れ帰る事した。店長にいつもの三倍以上の金を払って許可をもらう。
シャワーを浴びさせてベットに横たえる。
ワインを口移しで飲ませる。
細い肩が震えて痛々しい。
が、脱ぐとなかなかいい身体をしており、酔った僕は我慢出来ずにその子の体を思いっきり犯してしまった。
最初泣いていたが、蜂蜜を塗りまくって愛撫し始めると、今度は喜びの声を上げる。なかなか筋が良い。
自分でも変態だと思う。
ものごごろついた頃から、淫乱の母親が男達に挿入される場面を何回も見て育ったため、いざ女性の中に入ろうとすると、女が母の顔になってしまい、どうしてもどうしてもダメなのだった。特に母のような派手な美人顔がダメだった。
まぁ、一種の病気なんだろう。
ある日、シュンに例の男の子と抱き合ってる場面を見られてしまいちょっと焦ったが、一度お茶を飲んだらシュンは僕に急激に懐いてきて....出会った年の最初のクリスマスに僕に抱かれに来た。
まるで、女との恋愛だ。
シュンは僕に言わせると完璧だ。
顔も身体も美形。雑誌のグラビアなど隣に並んだ女が気の毒になるぐらいだ。
料理も、そこそこ出来るし、綺麗好きで掃除も上手い。
しかも、裕福な家庭で育ち、親が商社マンでアメリカに何年かいたため、英語もペラペラだ。
芸能人好きのシュンの姉が何気に僕の事務所に履歴書を送って来て、面食いの社長があっさり合格させたという経歴の持ち主だ。ご両親は銀行あたりに入れたかったらしいが。
勿論、女からも引く手あまた、男の僕なんて相手にしなくとも、シュンの恋人になりたい奴は掃いて捨てるほどいる。
そのシュンが、僕に全身で飛び込んで来た。
僕のマンションで、2人でワインを飲んでいたら、シュンは自分からキスして来た。激しいキス。
何回も何回も。
シャツに入れて来たシュンの手を掴んで、僕は諭す。後戻り出来なくなるぞ?もう、女は抱けない身体になるぞっと、軽く脅す。
シュンはちょっと笑って、じゃ、もう女とはしなくていいやと言いながら僕の手を外して、僕のシャツを脱がせて胸や腹に舌を這わせる。
僕も我慢出来なくて思わず声が出てしまう。
こいつ!
可愛いやつ。
それからは、シュンしか見えなくなった。
拾って来た男の子は勘が良くて、シュンと急接近したら、まぁ、マネージャーも煩かったしで郷里に帰ってしまった。ちょっと可哀想な事した。
シュンは会って身体を合わせる度に、タカ好みの身体に開発してくれと大真面目に言う。誰にも僕を触らせないと。
シュンは可愛い事に、綺麗な男だけじゃなく、僕が連れて来たスタッフのマリや幼馴染のAにも警戒態勢を引いている。
女は抱けないんだって、何回も説明してるのに。
僕とシュンのいいとこは2人でベタベタ イチャイチャもしてるが、お互い勉強熱心って事だ。互いの作品を見て容赦なく批判して、喧嘩もする。自分の苦手なところは教え合う。そして思いっきり褒め合う。だって1番のファン同士だもの。
マネージャーによると、年取って来たら2人ともそれぞれに適当な相手と結婚して、それでも別れられなかったらこっそり会い続けたほうが無難なんじゃないのか?なんてアドバイスしてくれる。実際そんな大人同士の夫婦も世の中にはたくさんいるらしい。
でも子供は作れないわけだし、妻と言う女を抱いて愛してやれないわけだし、そんな都合のいい事出来るだろうか?
事情を知ってるマリまたはAと結婚して、実質的にはシュンと恋人続けるってか?
いやいや、そんな残酷な事は誰に対しても出来ない。
人間じゃなくなってしまう。
先を考えると辛いが、でもシュンとは別れられそうにない。
いつか2人でオランダかカナダに移住出来るだろうか。その頃、世の中は僕達を認めてくれるだろうか。
それとも何時か、シュンとの事もただの幻だったと思うような日が来るんだろうか。
タカはシュンと一緒になる決心をしているみたいですね!頑張れ2人。
今回で最終回です。




