トイレから始まる異世界転生
これは死んで異世界転生する話です。
温かい目でお願いします。
この小説は自意識過剰(被害妄想)な作者が書いたものである。
エピローグ
僕は「主人公」。普通の男子高校生だった。
その日僕はフラれた。そして自殺した。
死んだ。確かに死んだ。リストカットして自殺した。
だから死んだはずだがどうも臭い?臭い?臭いのだ。
気が付けばトイレに倒れていたのだ。
手には見たことのない手帳が握られていた。
そしてポケットには2.500円?がはいっていた。
とりあえず、手帳を読むことにした。
~あなたは死にました。そして異世界転生しました~
一行目から信じられないような内容だった。
~あと2回自殺するとほんとに死にます~
手帳には右手首を見ろを書いてあった。見てみると
ちょうどリストカットしたところに2/3と書かれていた。
通算3回自殺すると異世界転生もできず死ぬらしい。
しかし、異世界転生して何をするのだ?一つの疑問が生じた。
その答えが手帳の続きに書かれていた。
~この世界でソードマスターになり、炎龍を倒すと現実に戻れます~
いよいよおかしくなったのか、ソードマスター?炎龍?
どこのRPGだよ!思わずツッコんでしまった。
とりあえず考えるのが面倒臭くなり個室から出てトイレを去ることにした。
トイレを出てようやくこれがほんとのことであり 現実であることをたたきつけられた。
1の世界「トイレから始まる異世界転生」
トイレからでると見たことのない世界が広がっていた。
いろんな人種であろう人々、見たことのない衣装、
レンガ造りの建物が並び、活気のある市場がひろがっていた。
それと同時に、激しい光が僕を包んだ。
学生服姿だったのが一転、PRGにありがちな初期装備の
駆け出し冒険者のような姿へ瞬時に変化したのだ。
ここまでくるとすがすがしくこの現実を受け止めることにした。
「とりあえず、レベルアップか・・・」
普通のプレイヤーならもっと街探索や情報収集をするのが鉄則だろう。
だが、しかし!僕は新しいゲームなどするときは、
我慢できずとりあえず先に進める。をモットー・スタイルでやっていた。
市場を疾走中思わず目に留まった
なんとこの世界にはネコ耳カチューシャのように
頭部から耳を生やした所謂獣人がいた。現実には確実にいない存在に対し叫んでしまった。
「獣耳最高おぉぉぅぅぅうぅぅぅう!!!!!!」
確実に市場全体が凍り付き僕も凍り付いた。
一瞬静寂が訪れたがすぐ、市場独特の活気が復活した。
凍り付いたまま僕はある疑問を抱いた。
この世界の言語はどうなのだろうか?と。
僕はすぐ行動した。近くにいた女性に声をかけようと女性に近づくと
全身に蕁麻疹がでて、その場に倒れてしまった。
どうやら僕は以前(現実)の世界でフラれたことが原因で自殺したことが
この全身蕁麻疹を引き起こしたものだと考えた。
気が付くと市場の路地にいた。誰かが引っ張ってくれたのだろう。
僕はとりあえず冷静になり、手帳を見返した。
~言語・文字は共通人間語(日本語)~
これはよかった僕は救われた。
これが英語なら僕は死んでいた。
まぁ一度死んだのだけど・・・。
読み続けると どうやらステータスがあるらしい。
~筋力D・魔力-A・耐久D・俊敏C・幸運C~
絶望するぐらいのステだった
~固有能力・特殊能力~
何も習得していないからここの欄は白紙だった。
どうやらこの絶望的ステも経験値を積むことでレベルアップするらしい。
これはレベルを上げるのがたのしみだ。
僕は再び市場を疾走した。市場を抜けると門があった。
街の全体像はわからないが、市場は街の端にあり、門からすぐ外へ出れるらしい。
所謂ここからが王道RPGだ。
「待ってろよ!炎龍!!お前を倒し現実へ帰る!!」
僕は高鳴る鼓動が心地よくこの胸の高まりが懐かしく思えた。
そう、あの日のように・・・。嫌な思い出が込み上げてきた。
気が付くと目の前にスライム状のスライム王道RPGの初戦によくある敵だ。
「このスライム経験値いくつだろ?」
呟いた途端スライムが押しかかってきた。
初期装備の片手剣を振り回し対抗する。
「うそ、だろ・・・?」
僕の振り回している剣は確実にスライムを切り裂いているのだが、感触がないのだ。
そう、僕は気づいた。
「やつは"物理攻撃"が効かないぃ!」
気づいたときにはもう遅く僕は再び死んでいた。
~液状化したスライムが顔にまとわりつき呼吸できなく"窒息死"~
気づけば僕はまたトイレに倒れていた。
続編あるのでよかった
投稿したら読んでください。