帰省の情景
いまさらですが。帰省のお話です。
こんにちは、のどあめです。
遅ればせながら今年もよろしくお願いします。
関西の実家に帰省するようになって何十年。帰省の度に「万博へ行こう」「手塚治虫記念館に行こう」等々と相方に言われるがままに連れ回されてます。
そして年末、相方は言いました。
「比叡山へ行きたい」
「……行きたいなら一人で行ってくれる?」
冬の京都は寒い。まして比叡山。
誰得な修行につきあいたい家族はいませんでした。
結果、私のリクエストで何十年ぶりに大阪は難波~心斎橋に行ってきました。
難波に着いて呆然。
周りに日本人少ない。外国人しかいない。万博の時の大阪も日本語が聞こえてこなくてびびったけど、年末の難波はインバウンドの街に変わっていました。
人混みに押されながら道頓堀の戎橋へ。
戎橋といえばグリコの看板!
しかし、辺りを見回したけど看板が無い。
「あれ?グリコない?消えた?」
「逆や逆。反対側や」
「あ……」
私はこういう人です。
橋の中央からグリコの看板を背に写真撮影しようと思ったら、混み混みだ~。
撮影待ちしている間に気がつきました。絶妙なすみわけがされている戎橋に。
日本人観光客は当然、グリコの看板の前でグリコポーズして撮影するよね。我が家も控え目にポーズして撮影。
(グリコの看板)
一方、外国人観光客は道頓堀をバックに撮影している。熱心に自撮りしているお人形みたいに綺麗なお姉さんもいた。
グリコ、まだ世界に周知されていないのでしょうか?ポッキーは自販機で売られているのに。
(海外自販機のポッキー)
そして、黒門市場は庶民の台所からインバウンド向けへ変貌してました。
海鮮丼が高いのはわかるんよ。蟹やトラフグが高いのもね。
売ってるのが高級牛串焼きやお好み焼きばかりになって、しかも観光客価格でめっちゃ高いんだ。二千円近くするやん。
「うわ、たかっ。たかっ。」
「ぼったくりや」
ひいている、のどあめ一家。
なお、我が家では千円以上はすべからく「高い」のカテゴリーに入ります。
……でも八百円の鮭お握り、五百円の梅干お握りはどうかと思うぞ。
「おもんない。人ばかりやん。早よ帰ろ」
と家族に言われて、そそくさと帰りました。トランク二つ持ち、巨大トランク持ちな観光客の波をかき分けて。
帰途の新幹線から降りると、やはり人がごった返していました。
よろよろとトランクを押して改札へ向かう道すがら、父子の会話が耳に入ってきました。
「お父さんが迷子にならないように○○、しっかりお父さんを掴まえてくれるか?」
「うん!僕がお父さんが迷子にならないように掴まえてるね……」
父子の姿は見えなかったけど、聞いている私の口元は緩んでいたと思う。
しっかりお父さんの手を繋いでいるんだろう男の子の手を思い浮かべて。
今回の帰省で一番ほっこりした瞬間でした。
街は変わるけど、変わらない物もあるよね。
年末年始は毎年大変だけど、こんな帰省も悪くない。そう思えた帰省の旅でした。
お読み頂きありがとうございます。




